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ローウィの「作品」は、ローウィが「デザイン」という仕事を通して世に送りだしたモノたち。美術館に展示されている美術作品とは違い、作者としてのローウィの名前は作品に付けられることなく人々の生活空間に溶け込み、町の中やオフィス、そして家庭のリビングやキッチンで、それと意識されることなく展示されています。このように社会や生活の場面で実用的に使われるモノを、作品として世に送り出すことが「デザイン」という仕事であり、その仕事の担い手が「デザイナー」であるとするならば、レイモンド・ローウィは、まさに20世紀を代表するデザイナーの一人です。
ローウィは「社会にとってのデザインの重要性」を、工業製品が人々の日常生活へ急速に普及し、都市を中心とする産業化が目覚ましく進んだ20世紀において敏感に感じ取りました。そして、デザインという行為がビジネスとして確立するという先見の下に、デザイナーという新しい職業を世界に提示し、その存在価値を、作品を通して社会に認めさせることに成功したのです。彼は「20世紀におけるデザインのパイオニア」であったと言えるでしょう。
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アンスコ フレックスII(カメラ) 所蔵:高島 鎮雄/岩谷 宣治


リビング・キャビネット(1968年) 所蔵:池尾 昌紀


スチュードベイカー、アヴァンティ 模型(1963年) 所蔵:トヨタ博物館 
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