環境負荷低減への主な取り組み

JTグループでは、原材料調達から製造・流通・使用・廃棄されるまで、
環境負荷低減に向けて、さまざまな施策に取り組んでいます。

製造現場における取り組み

JTグループでは、エネルギー消費量の多い生産現場でのさらなる熱効率向上などを目指し、工場の新設や設備の更新に際しては、より省エネルギー効果の高い設備の導入や、運転管理の最適化を検討しています。
2010年度は、高効率のターボ冷凍機導入を進めたこと、エネルギー使用の「見える化」に取り組み、そのデータを分析して設備稼動状況の最適化を図ったことなどによりエネルギー使用量の削減を実現しました。今後も省エネルギーへの取り組みをより一層推進していきます。

絶え間ない創意工夫と省エネ活動で、 地球温暖化防止に貢献

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JT九州工場

国内たばこ製造部門では、グループ会社とともに「省エネ推進プロジェクト」として環境負荷低減の取り組みを推進しています。
1986年操業のJT九州工場は、2003年にISO14001認証を取得し、廃棄物のゼロエミッション化や水使用量、CO2排出量削減に取り組んできました。送風機の回転数変更、空調監視盤の設置による空調機の運転状態の「見える化」など、現場技術者の絶え間ない創意工夫で、エネルギー原単位では2005年、2006年で5%以上の削減を達成してきました。
2007年以降も冷凍機の高効率化、省エネ型蛍光灯への更新、製品機械停止エリアでの空調停止などに取り組んできました。また、2008年には工場緑化の推進と工場内外の環境向上の取り組みに対して「緑化優良工場等経済産業大臣表彰」を受賞しています。

食品生産工程における省エネルギーへの取り組み

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テーブルマーク 魚沼水の郷工場

2010年11月に稼動を開始したテーブルマーク 魚沼水の郷工場は、周辺に広がる豊かな自然環境に配慮した設備を導入し、主力製品の冷凍うどんやパックご飯を製造しています。
その製造工程で使用する熱を供給する蒸気ボイラーの燃料として、天然ガスを使用しています。天然ガスは、重油に比べてCO2排出量が約30%低減できるうえ、NOX(窒素酸化物)の排出量も少ないクリーンエネルギーです。
また、エネルギーの効率的利用を図るため、製造工程から出る温排水から熱エネルギーを回収し、温水と冷水を同時につくるヒートポンプ給湯器を使用しています。このほか、建物の内壁に断熱パネルを使用することで熱効率の向上を図るなど、さまざまな取り組みにより、既存工場に比べて年間で約3,500tのCO2排出量を削減できる見込みです。
さらに、フリーザー、空調設備、冷凍倉庫には、オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフロン類を使用しない自然冷媒冷凍機を採用しています。

オフィスにおける取り組み

生産系の事業所のみでなく、研究所やオフィスにおいても省エネルギーへの取り組みを推進しています。室内の温度設定や、運転時間の最適化、昼休みの一斉消灯をはじめ、クールビズ、ウォームビズの実施など、社員一人ひとりができることに取り組むほか、設備面においてもさまざまな改善を進めています。

屋上緑化による、ヒートアイランド現象の緩和と省エネルギーへの取り組み

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ジャパンビバレッジ東京 江東主管支店

建物の屋上に植物を植えて緑化することは、都市部のヒートアイランド現象を緩和するだけでなく、建物の断熱性が向上し省エネルギーにつながることから、JTグループの事業所でも屋上緑化に取り組んでいます。
JT医薬総合研究所(大阪府高槻市)では約870平方メートル、飲料自動販売機オペレーターの(株)ジャパンビバレッジ東京の江東主管支店においては約1,000平方メートルという広大な面積を緑化し、空調や照明の高効率化などと併せて省エネルギーに貢献しています。

輸送の効率化

JTグループでは、国内物流部門において温室効果ガス排出量削減の取り組みとして、モーダルシフトの推進および積載率の向上に取り組んでいます。2010年度の国内たばこ事業におけるモーダルシフト率は60.1%となっています。
この環境にやさしい鉄道貨物輸送への積極的取り組みが評価され、2010年11月に「エコレールマーク取組企業」として認定されました。
エコレールマークは、商品の輸送に際し一定割合以上鉄道貨物を利用している企業に対して国土交通省が認定を行い、商品などにマークを表示することで、その企業が環境負荷低減への取り組みを推進していることが消費者に伝わることを目指して導入されたものです。

モーダルシフト率の推移(国内たばこ事業)
エコレールマーク

低燃費車の導入

JTグループでは、営業車や配送用トラックなどの業務用車両に低公害車を導入してきました。2009年度からは、低公害車に加え低燃費車両の導入を推進してきた結果、2011年3月末の実績では、8,030台中4,595台が低燃費車となり、導入率は57.2%となりました。
また、社員のエコドライブの推進に取り組み、環境負荷の低減を目指しています。

低燃費車導入率

包装材の環境対応

JTグループでは、環境に配慮した商品を提供するとの考えのもと、設計段階から商品に使用している容器包装材の環境負荷低減に取り組んでいます。また容器包装の3R活動に取り組む紙製容器包装リサイクル推進協議会の活動にも参画しています。
グループ会社のテーブルマーク(株)では、2009年度に実施した「讃岐麺一番 肉うどん」の容器包装材の改良を、2010年度には他6種類の商品へも展開しました。トレーの廃止などにより、容器包装材使用量を1個当たり約50%削減しています。商品容積も 圧縮され、物流における1個当たりのエネルギー使用量の軽減や家庭での冷凍庫の省スペース化の効果も得られました。
JTグループの商品を購入していただいたお客様の家庭から排出される容器包装廃棄物については、容器包装リサイクル法に基づき、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に再商品化の委託をしています。

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トレーを廃止し、麺のくぼみに具材をおさめる

温室効果ガス排出総量削減への対応

JTでは東京都「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」に基づき、制度対象の各事業所について「地球温暖化対策計画書」を作成し、エネルギー起源CO2の排出量の総量削減に事業所毎に取り組んでいます。また、提出した「地球温暖化対策計画書」についてインターネットで公表しています。

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