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トリオの魅力が凝縮された 「JTアートホール室内楽シリーズ」のプランナーでピアニストの練木繁夫さんが今回取り上げた企画は、ブラームスのピアノ三重奏曲です。いずれも名曲と謳われる全3曲が、一度にすべて聴ける機会は大変希少。練木さんをはじめ、本シリーズの音楽監督・徳永二男さん、日本を代表するチェリスト・堤剛さんからなる豪華メンバーの演奏も魅力とあって、期待に胸を膨らませたお客さまで会場は満席となりました。 |
| プログラム | : | J.ブラームス |
: | ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op.87 |
| : | ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.101 | |||
| : | ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8(改訂版) |
公演内容
ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op.87
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お客さまの拍手に迎えられて、3名がステージに登場し、互いの呼吸を合わせ、演奏が始まりました。1曲目は1880年〜1882年にかけて作曲された「ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op.87」。ピアノの奏でる明るい調べに、優しく、時に情熱的に絡むヴァイオリンとチェロの旋律が心地よい第1楽章。ヴァイオリンによる哀感に溢れた旋律に始まる第2楽章では、主題がさまざまなバリエーションで奏でられていきます。一転して速いテンポの曲調となった第3楽章では、3名が見事なコンビネーションを披露。そして、ラストの第4楽章では躍動感に溢れた旋律が次々と展開されていき、一気にフィナーレへと駆け抜けていきました。 |
ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.101
続いての作品は、1886年作曲の「ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op.101」です。第1楽章は、“これぞブラームス”と思わせる、情熱的で力感に溢れた旋律が客席を魅了。ピアノの奏でるメロディーがベースとなって進行していく第2楽章では、ヴァイオリンとチェロによる息の合った掛け合いと、ピチカートが素敵なアクセントとなって曲を引き立てます。続く第3楽章では、その繊細で暖かみに満ちた音色に、目を閉じて聴き入るお客さまの姿が見られました。そして、ヴァイオリンとピアノによる力強い旋律に始まった第4楽章では、3名が徐々に高揚してゆき、情熱的で豊かな響きが会場全体を包み込みました。 |
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ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8(改訂版)
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休憩を挟んでの最後の作品は、「ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8(改訂版)」。ブラームスのピアノ三重奏曲の集大成ともいえる同曲は、第3番を書き終えた3年後の1889年から翌年にかけ、初稿に大幅な改定を加えて仕上げられた作品です。 第1楽章は、叙情感に満ちたピアノの旋律から。やがて、チェロが奏でる主題に続いてヴァイオリンの演奏が加わると、重層感のある響きが客席を圧倒します。そして、舞曲を思わせるメロディーと、優雅で穏やかな旋律との対比に魅せられる第2楽章。荘厳で静かな響きを奏でるピアノに、寄り添うように旋律を絡めてくるヴァイオリンとチェロが印象的な第3楽章から、最終の第4楽章へ。3名それぞれが緩急を効かせたダイナミックな演奏を披露し、最高潮の盛り上がりの中、フィナーレを迎えました。鳴り止まぬ拍手に応えてのアンコールでは、1曲目で演奏された第2番から第3楽章を演奏。再び万雷の拍手に包まれる中、終演となりました。 |
出演者
練木繁夫ピアノ |
徳永二男ヴァイオリン |
堤 剛チェロ |
出演者のコメント
ピアノ(プランナー):練木繁夫さん
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このメンバーだからこそできるインパクトのあるプログラム、という観点から、今回はブラームスのピアノ三重奏曲を取り上げてみました。トリオでの演奏は個々の役割も多くなる分、ソロの側面が十二分に発揮できる点が魅力ですね。これだけの素晴らしいお二方と共に演奏ができて、自分自身、また一つ成長できたように思います。3つの作品はいずれもブラームスの魅力が凝縮された作品です。お客さまにはブラームスを存分に楽しんでいただけたのではないでしょうか。また、作品を通じて、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン……など、ブラームス以前の作曲家が生み出してきた音楽の流れも感じ取っていただけたら嬉しいですね。 |
お客さまの声
40代女性感動・感動・感動です! 調和の素晴らしさ! 久しぶりに涙が出ました。本当に素晴らしかったです。 |
40代女性演奏者の目線の動きや呼吸が身近に感じられる、室内楽が大好きです。超一流の音楽家の演奏が聴けて、幸せなひとときでした。 |
60代女性ピアノ、ヴァイオリン、チェロが奏でるハーモニーの素晴らしさ。弦の響きが心の中まで入ってきて癒されました。 |
60代女性この3名によるトリオの大ファンで、毎回聴きに訪れています。今回は、私がもっとも好きなブラームスを取り上げて下さって感激です。息の合った重厚で深く、情熱的な演奏、最高でした! |
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JTアートホールアフィニス
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