2009年度 準決勝第二局 大阪大会
対局結果
|
|||||
![]() |
|||||
|
|||||
160手にて谷川九段の勝ち! |
|||||
勝者の谷川九段は、11月22日(日)に東京で行なわれる「決勝戦」で深浦王位と対局!!
大盤解説者・島九段の講評
関西ダービーとして注目を集めた関西のスーパースター同士によるこの一戦は、160手の長手数の戦いの末、谷川九段が勝利を収め、11回目の決勝進出を決めた。対局は振り駒で先手久保棋王、後手谷川九段で開戦。久保棋王がどこに飛車を振るかが注目されたが、棋王が選んだのは三間飛車で、これに対し谷川九段は居飛車左美濃で対抗した。振り飛車の使い手らしく久保棋王が機敏に仕掛けると、谷川九段は攻め合いには出ず、徹底的な受けにまわる。厳しく攻めかかる久保棋王の攻勢を谷川九段がひたすら受ける展開がしばらく続いたのだが、この間の攻防を久保棋王は感想戦で、「木村一基八段と指しているようだった」と語っていた。しのぎにしのいだ谷川九段は、棋王の攻めが切れかかったと見るや満を持して反撃を開始。攻防が入れ替わり、今度は久保棋王が粘りに出たが、谷川九段の寄せは正確で、抵抗空しく押し切られた。次々に谷川玉に襲いかかる久保棋王の執拗な攻めに、惜しげもなく手駒を投入して対抗する谷川九段の受けの火花の散るような大熱戦に、観戦のファンも大興奮。あちこちで「すごい!」「信じられない!」「感動だね」という囁きが起きていた。谷川九段は第21回大会以来9年ぶりの決勝を、深浦王位と戦うことになる。なお、大盤解説を務めた島九段の講評の要約は以下の通り。
「谷川九段が得意の光速流を封印し、ディフェンス勝ちを収めたという一戦。棋風をチェンジしての勝ち方(辛抱に辛抱を重ねた受け切り勝ち)だった。久保棋王も好調さを物語るように多彩なパンチを繰り出したのだが、谷川九段の徹底した受けがそれを上回った。谷川九段が久保棋王の腕力をよく知っているからこその辛抱強い受けだったのだろうと思う。序盤はあきらかに久保棋王のペース。軽快な攻めが続いていた感じだったのだが、6六に出ていた角に当てられた42手目の6五歩に対して8八角とかわしたのがどうだったか。ここで8八ではなく7七角としておけば、展開は違っていただろう。ここから谷川九段がリードに転じたように思う。全体としては久保棋王の苦しい局面が長く、なかなか勝機を見出せなかったが、78手目の谷川九段の8六竜が小ミスで、この時、焦点となっていた3四の地点での攻防で、本譜の3四香ではなく3四桂と桂から動いていれば、チャンスがあったはずだ。谷川九段が指したさすがの手は、70手目の4三銀引と88手目の2二に打った自陣飛車。この『JT将棋日本シリーズ』に数々の記録を持つ王者らしい貫禄を見せ付けた手だ。谷川九段が安心し、不敗のカタチに持ち込んだのは116手目の5一金で、ここからは谷川九段らしい正確な寄せだった。いずれにしろ離れそうで離れない大熱戦。手数の長さに加え、駒と駒が直接戦っている時間の長い将棋で、両者の疲労度も相当なものだったに違いない」。
棋譜(Flash)
久保利明 棋王 |
谷川浩司 九段 |
(持ち時間各10分間) |
:手を連続で進める
:手を連続で戻す
:棋譜を反転
:1手進める
:1手戻す
:手を連続で進める(戻す)を停止
:投了図を表示
:開始局面を表示
棋譜(テキスト)
久保利明 棋王 |
谷川浩司 九段 |
(持ち時間各10分間) |
|
|
|
160手で後手の勝ち消費時間=10分10分
![]() |
『将棋日本シリーズ』総合事務局お問い合せの際は、いま一度番号をご確認の上、お掛け間違いのないよう、お願い申し上げます。
|
|---|











