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中村:「おっ、人とこうやって喋っていると明るくなってきたなあ! 気分が。」
エリー:「本当? でも、ほんと表情がすごくいいですよ。今年は中村達也ビッグ・バンじゃない?」
中村:「とりあえずレコーディングをグイグイして、出せるチャンスのあるものはどんどん出していきたい。とにかく、人前で叩いていたいんだよね。見て欲しい。」

エリー:「へえー。ちょっとそれ、グッとくる言葉ですね。ほんと、最近はいろんなものを面白がれるようになったってことですね? 達也さんは完全にオリジナルというか、『俺は俺』みたいな感じがすごく強いイメージがあったけど、それも少し変わってきたんだね。」
中村:「うん、そうなんだろうね。例えば、『パンクしか聴かない』とか『セックスピストルズしか聴かない』みたいなことは今では全くないしね。以前は自分の思い込みで誤解していたことがいっぱいあったと思う。」
エリー:「最近、周りから『変わったね』って言われたりすることはある?」
中村:「一緒にバンドやってる奴から、『ビートの感じが変わってきたね』と。『前はもっと不吉な感じだったんだけど』って(笑)。で、『今は明るい・・・けど、不吉さも残ってる』みたいな。」
エリー:「すごいね。深みが出たのかなあ。『甘いだけじゃないぜ』みたいなさ。」
中村:「不吉なだけじゃねえぜ(笑)。」
エリー:「不吉なだけじゃないようにしてほしいよね(笑)。」
中村:「光もあってほしいよね。だって、明るくなりたいもんね。ま、もちろん暗い時もあっていいんだけどさ。最近はトム・ウェイツさんとか、ニック・ケイブさんの音楽を聴いたりするんだけど、彼らのアルバムには暗いものも入ってるけど、音楽に救われる感じがあるというか、前向きというか・・・。音楽って、ふと耳に入ってきた時にいろんな想像力が働きだして、やる気が満ちてきたりする時があるじゃん? そういうのが、ね。」
エリー:「うん。ほんと、前に達也さんのライブを観に行かせてもらった時は衝撃を受けたんだよね。メロディーも歌もないのに、ドラム1つでこれだけ人を魅了できるんだって。で、今はあれからまた達也さんが進化している訳じゃん? すごく楽しみだよね。」
中村:「そう、そういえば昨日も山下洋輔さんとライブやったんだけど、それがまたすごくよかったんだわ。山下さんはもう65歳になられたんだけど、衰えるとかそんなのは全然なくて、放射されているんだよね。音が。それを俺が受け取って、またそれを返して・・・、次は何がどんな風になっていくのかっていう即興の感じがすごくよかった。」
エリー:「ライブはまた今度絶対に観に行きます。あと、今度、何か一緒にやりたいですね。」

中村:「やろうや。」
エリー:「ドラムを絡めた何かを。また飲みながら考えましょうよ。でも、まずは音楽活動ですね。一区切りついたら、また。」
中村:「そうだね。っていうか、音が絡んでいるものはもう何でもやりたいと思っているので。」
エリー:「じゃあ是非。また声かけさせてください。今日はありがとうございました。」
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