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たばこワールド

岩手県 『旧専売局 千厩葉煙草専売所』
街角で100年以上の時を刻む“専売所”という名の有形文化財
  日本政府が行った専売事業は、明治31(1898)年1月1日に実施された「葉煙草専売法」から始まりました。この専売法の実施に際しては、葉たばこの検査・収納・保存・売渡を行う“葉煙草専売所”が、日本国内の61カ所に開設されます。
  現在、岩手県一関市千厩(せんまや)町に残る『旧専売局 千厩葉煙草専売所』も葉煙草専売法が実施されたときに建てられた専売所の1つです。

  『旧専売局 千厩葉煙草専売所』は、明治30(1897)年に竣工。当時の大蔵省臨時葉煙草取扱所建築部の設計により施工されました。木造平屋建ての建物は寄せ棟造りの構造であり、白い板張りの壁と縦長の窓が特徴です。そこでは、現在でも天井やドアなどの随所に、建築当初の遺構を見ることができます。

  やがて昭和9(1934)年に入ると『旧専売局 千厩葉煙草専売所』の建物は、当地の「東山(とうざん)煙草耕作組合連合会」に払い下げられて事務所となり、その後、長年にわたって各種団体が使用し、平成16(2004)年に「岩手県たばこ耕作組合千厩地方支部」の事務所となったのを最後に、その役割を終えました。
  しかし、この建物を歴史的建造物として保護する声が高まったことで「せんまや街角資料館」と名称を変え使用され始めたのです。

  翌年の平成17(2005)年12月5日付けで、国の登録有形文化財に登録された『旧専売局 千厩葉煙草専売所』。用途は変わりながらも、葉たばこ耕作と縁の深い千厩町のシンボルとして、今も市民から愛されています。

〜2009.2.1〜
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※商品提供:丸徳菓子店
旧専売局 千厩葉煙草専売所

〒029-0803
岩手県一関市千厩町千厩字北方129-1
『旧専売局 千厩葉煙草専売所〜せんまや街角資料館』の詳細はこちら

●JR大船渡線「千厩」駅から、徒歩約20分。


  千厩町を中心とする旧・東磐井(ひがしいわい)郡は古くから葉たばこの産地として有名であり、東磐井郡の別称である“東山(とうざん)”の名を持つ“東山葉(とうざんぱ)”という葉たばこが耕作されていました。
  今でも千厩町周辺では葉たばこ耕作が盛んに行われ、町内だけで100軒弱の農家が耕作を行っています。

  その千厩町の三島温泉の敷地内にある「たばこ神社」は、昭和16(1941)年に東山煙草耕作組合連合会が皇紀2600年記念事業として建立したもの。昭和20年代までは例祭も盛んに行われ、民謡大会や耕作者の余興、芸能人による演芸大会などの行事が盛況を極めた由緒ある神社です。

  『旧専売局 千厩葉煙草専売所』から「たばこ神社」へと、千厩町の銘菓「葉たばこパイ」を食しながら散策すれば、この町の礎となった葉たばこ耕作の背景を垣間見ることができるでしょう。
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