特別展Exhibition

入れ物たちの背景タイトル

 今回展示でご紹介する入れ物たちは、広義には、「喫煙具」というジャンルの中に包含されるものです。ただ、この企画では、同じ喫煙具ではあっても、もの(多くはたばこ)を入れる容器・入れ物という用途を持つものに注目しました。つまり、直接喫煙に使用されるパイプやきせる、あるいはホルダーなどは今回の企画の範疇には入れませんでした。勿論、パイプやきせるなどは喫煙具ということでは中心的存在であり、喫煙具としてすぐにイメージできるものたちです。これらもやすらぎの文化を彩る名脇役たちなのですが、今回注目する容器としての喫煙具は、このまた脇役にあたるのかもしれず、脇役の脇役といったところでしょうか。
 「やすらぎの文化」ともいえる嗜好品をとりまく文化の特色の一つとして、人は嗜好品をたしなむ道具にこだわる傾向がある、ということがあげられます。生活必需品などは、実用性が重視され、意匠や装飾は二の次にされるのに比べ、嗜好品の周辺にあるものは、その与えられた機能を確保しつつ、素材や意匠、装飾に使用者の趣味や趣向が反映され、凝った作りのものが多く見られます。これは、人が嗜好品に求めたやすらぎを、豊かに演出するための工夫なのでしょう。必需品に比べ装飾が多いのは、本当は無駄で不必要な贅沢なのですが、この、ささやかな無駄を加えることが、憩とやすらぎの時を豊かに過ごすための代価なのです。

 さて、それでは、今回展示された「いれもの」達のプロフィールを紹介しましょう。

入れ物ボタンたばこ壷・たばこ箱 入れ物ボタン火入れ・火打箱・火打袋
入れ物ボタンマッチ入れ・マッチボックス 入れ物ボタンたばこジャー
入れ物ボタンたばこパウチ 入れ物ボタン嗅ぎたばこ入れ 入れ物ボタン灰皿

 


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