特別展Exhibition

火入れ・火打箱・火打袋タイトル

 マッチやライターなど簡便な着火道具が存在しなかった江戸時代は、たばこの喫煙以外でも火を起こすことに労力を使っていました。通常は火打石で火花を散らし、それを火口(ほくち)に受けて種火を起こします。たばこはこれで火を付けることができますが、賄いなど他に火を移すことはできませんでした。この後反古紙(ほごし)や薄縁(うすべり)、経木(きょうぎ)に硫黄(いおう)を塗布した付け木、あるいは火縄などに火を移し、炭などを起こすことなどに使われていました。火入れは、火を使いたいと思う時にすぐに火を使えるように常に炭火を入れておくためのものです。台所などに置いたほか、さまざまな場面で使われました。陶磁器の筒状のものは、たばこ盆の中にも組み込まれています。火打箱は、火打石・火打金・火口などを箱に納めたもので、火打袋は火打箱の内容を携帯用にまとめたものです。

火入れ 火入れ (JPG 13kb)

 


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