特別展Exhibition

タイトル文字
 19世紀末にウィーンで開催された万国博覧会には、日本からも数多くの産物が出展されました。その中には当時の最高水準を示す未加工の和紙も含まれていましたが、日本の和紙は万博で高く評価され、その後、ヨーロッパ社会に受け入れられていきました。
 その頃日本では、加工した紙が革や布などの代用品として用いられていましたが、特にその一種である擬革紙は強靭で、紙たばこ入れの材料にもされたもので、それらの加工紙も、未加工の和紙と同時に海を渡っていきました。
 今回の展示では、これらの和紙をまとめて所蔵し、世界最大の和紙コレクションを誇るライプチヒ・ドイツ図書館付属書籍文書博物館のバルチュコレクションから、日本初公開の和紙約100種類を紹介します。また、合わせて、日本国内で所蔵されている当時の擬革紙製のたばこ入れなどもご覧いただきます。

1999年2月20日(土)〜4月11日(日)
【開館時間】 午前10時〜午後6時
(入館は午後5時30分まで)
【休館日】 毎週月曜日、ただし、
3月22日は開館、翌23日は休館
【入館料】 一般100円(50円)
小・中・高校生50円(20円)
カッコ内は20名以上の団体料金
【主 催】 19世紀の和紙展実行委員会
【共 催】 マーク関西ドイツ文化センター
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
日本・紙アカデミー
【協 力】 Die Deutsche Bibliothek
Deutsche ドイツ文字 Leipzig
Deutsches Buch-und Schriftmuseum
花王芸術・科学財団、ポーラ美術振興財団
日本たばこ産業株式会社
紙たばこ入れボタン
「擬革紙製たばこ入れ」
 幕末、紙を革に似せて加工する
 技術が発達していた
(たばこと塩の博物館蔵)

展示関連講演会
  • 2月20日(土)
    「ライプチヒの和紙コレクション」
     久米康生(和紙研究家)
    「明治初期の紙商と河鍋暁斎
      〜ウィーン万博ごろの絵日記を中心に〜」

     大柳久栄(河鍋暁斎研究会)
  • 3月21日(日・祝)
    「ウィーン万国博覧会
      〜西洋と日本の交差〜」

     森 洋久(東京大学総合研究博物館助手)

    いずれも午後2時から、当館1階視聴覚ホールにおいて開催いたします。(先着80名)