特別展Exhibition


Social Landscape of the Meiji Era
紙巻たばこの登場
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第2回内国勧業博覧会で土田安五郎が受けた有功賞牌の賞状 「第2回内国勧業博覧会で土田安五郎が受けた有功賞牌の賞状」
明治14年(1881)
たばこと塩の博物館蔵
紙巻たばこの登場
わが国では、江戸時代に「髪の毛ほどの細さに刻んだ刻みたばこをきせるで吸う」という、独特な喫煙方法が形づくられ、西洋のような葉巻、嗅ぎたばこ、噛みたばこは普及しませんでした。しかし、嘉永6年(1853)にペリーが浦賀に来航し、欧米各国と修好条約が結ばれて、およそ200年間続いた鎖国が解かれると、外国から多くの文物とともに葉巻や紙巻たばこ(シガレット)が入ってきました。特に紙巻たばこは、文明開化の波にのって、都会の人びとを中心に吸われるようになり、やがて国産の紙巻たばこも作られるようになりました。
日本で最初に紙巻たばこを製造したのは明治2年(1869)ころで、東京の土田安五郎(1838〜1898)によるといわれています。土田は、ロシアの口付紙巻たばこを模し、輸入帽子の包装紙などを巻紙に用いて、見よう見まねで製造したと伝えられています。
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