特別展Exhibition

明治のたばこ王 岩谷松平(いわやまつへい)
壱、薩摩から東京へ 弐、天狗の岩谷
参、明治たばこ宣伝合戦 四、専売制施行とその後の岩谷
  四、専売制施行とその後の岩谷  
  明治30年代、激しい「たばこ宣伝合戦」が繰り広げられる一方、村井兄弟商会の背後にいたアメリカン・タバコ会社の世界進出をもくろむ動きと、大蔵省によるたばこ製造専売制施行に向けた動きが次第に表面化していきます。

村井、千葉などの多くのたばこ商が、製造専売に反対をする中、"国益の親玉"を自称する岩谷松平は政府と連係を保ちつつ、専売制施行に賛成の動きを見せました。そして、明治37(1904)年2月、日露戦争が勃発すると、戦費調達という国家的命題の前に、反対運動も沈静化を余儀なくされ、同年4月「煙草専売法」(法律第14号)が公布、7月に施行されました。

専売制施行後、岩谷は現在の渋谷区猿楽町一帯に約13000坪の広大な敷地を購入し、豪壮な屋敷を構えます。そこで、「豚天狗」を名乗って養豚業などを行いながら、多くの家族とともに晩年を過ごし、大正9(1920)年3月10日、渋谷邸にて波乱に満ちた人生を閉じました。
 
 
仁尾惟茂肖像(写真)
zoom 仁尾惟茂肖像(写真)
「ハッピー、ルビー」引札
zoom 「ハッピー、ルビー」引札
岩谷松平「実業振興ニ関スル請願書」
zoom 岩谷松平「実業振興ニ関スル請願書」
 
 
渋谷邸写真
zoom 渋谷邸写真
現在の天狗坂(代官山 並木橋方向)
zoom 現在の天狗坂(代官山 並木橋方向)
 
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