特別展Exhibition

東京陶芸家 辻 厚成
企画展「東京陶芸家 辻 厚成 くつろぎの部屋」
2006年5月20日(土)〜7月2日(日)
土紅煙夢くつろぎの部屋
  辻厚成(つじこうせい)は、都内に窯を持つ数少ない陶芸家として、自らを東京陶芸家と称し独創的な陶芸活動を展開する一方で、「くつろぎ」を大切にする独自のライフスタイルを実践するアーティストとしても知られています。

日本犬研究家・斎藤弘吉氏と陶芸家・辻輝子氏の子として、幼少期から土に囲まれて育ち、5歳から作陶をはじめ、9歳で作品を発表、12歳で窯を持ち、本格的な陶芸活動を開始します。18歳で、日本の若手芸術家の代表として、日本貿易振興会(JETRO)からメキシコに派遣され、中米の文化に刺激を受け、さらに、棟方志功氏や北大路魯山人氏、岡本太郎氏などとの交流のなかで、独自の陶芸の世界を築きました。辻厚成の作品には、人との出会いや自然との関わりが反映されたおおらかさがあり、ろくろを使わない手捻(てびね)りによる造形は、土の生命力を力強く表現しています。

今回は、辻厚成と当館に共通して大切なキーワードである「くつろぎ」をテーマに、陶芸家と博物館が共同企画する展覧会として、展示を大きく二部に分けて構成しました。
 
「夢と情熱」(2005年)
zoom 「夢と情熱」(2005年)
 会  場  たばこと塩の博物館
4階特別展示室
開館時間 10時〜18時
(入館締切は、17時30分まで)
休 館 日 毎週月曜日
入 館 料 一般・大学生 100円【50円】
小・中・高校生 50円【20円】
【 】内は20名以上の団体料金
 
「練り込み盃」(1989年)
zoom 「練り込み盃」(1989年)
  第一部では、土に宿る生命力に溢れ、見る人に安らぎを与える辻厚成の作品を紹介します。半世紀以上に及ぶ作陶への探求から生まれた「厚成紅(こうせいあか)」という、鮮やかな赤色(クリムゾン)を発色する独自の釉薬(ゆうやく)を使った作品など、本展覧会のための新作約30点を中心に、幼年期からの作品や絵画、デッサンなど約70点を展示します。

第二部では、作陶の現場であるアトリエの一部とともに、辻厚成が永年愛用する、家具やカメラ、葉巻やパイプなど、身近なモノに囲まれた「くつろぎの部屋」を再現します。モノへのこだわりと、幅広い分野の人々との交流のなかで作り上げてきた陶芸家としてのライフスタイルを紹介します。

今回の展覧会では、慌ただしい現代社会において、とかく見失いがちな「くつろぎ」の時間を持つことで生まれる心の豊かさを感じていただけるよう構成します。辻厚成の陶芸の世界とライフスタイルを中心に、身近なモノたちが持つ、ヒトを癒す力と深い文化性を紹介したいと思います。
 
 
辻 厚成(つじこうせい)プロフィール 辻 厚成(つじこうせい)プロフィール
1942(昭和17)年、東京生まれ。和光学園、玉川学園、メキシコ国立サンカルロス美術大学に学ぶ。9歳で光風会へ特別出品。12歳で自らの窯を持ち、中央公論社画廊で初の個展開催。以降、数多くの個展を開催する傍ら、クルマやファッションなどの分野でコメンテーターを務め、独自のライフスタイルを発信。陶芸では、個性的な厚成紅(こうせいあか)を用いた伸びやかな作品を中心に新たな陶芸の可能性を求めて活動中。「土と遊ぼう」主宰。
 
 
期間中のイベントのご案内
ギャラリートーク
毎週日曜日の16時から開催。

辻厚成が展示室を一巡しながら、主な作品の解説をします。
※時間などは、予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承願います。

くつろぎトーク《辻厚成と仲間たち》
辻厚成プロデュースによる多彩なゲストとくつろぎ談議


第1回 5月27日(土)
ブランドリーダーたちの休日「陶芸に遊ぶ(門下生対談)」

深江 賢(ア・テストーニ ジャパン 代表取締役CEO)
小川 博(バカラ パシフィック株式会社 代表取締役社長)
クリストフ ドゥ プゥス(ブルーベル ジャパン株式会社 代表取締役社長)
ディヴィッド ダニエル(株式会社ジョージ ジェンセン ジャパン 代表取締役社長)

第2回 6月3日(土)
大地からの恵みのアート「料理・陶芸」

石鍋 裕(株式会社 クイーン アリス オーナーシェフ)
今田 龍子(婦人画報 編集長)

第3回 6月10日(土)
魂を奏でるトランペット「ジャズと陶芸のハーモニー」

日野 皓正(ジャズトランペッター)

第4回 6月17日(土)
大人の男たちのライフスタイル「男性誌編集長対談」

岸田 一郎(LEON/NIKITA 編集長)
鈴木 正文(ENGINE 編集長)
松尾健太郎(Men's Ex 編集長)

第5回 6月24日(土)
伝統と革新のコラボレーション「響き合う能と陶芸のリズム」

大倉正之助(能楽囃子大倉流大鼓 重要無形文化財総合認定保持者)

第6回 7月1日(土)
陶芸二代 親子対談「今日まで、そして明日へ」

辻 厚志(造形陶芸家)

賞品となる辻厚志氏の作品
賞品となる辻厚志の作品
辻厚志制作
「葉巻を釉薬に使用した陶芸作品」をプレゼント!


"陶芸二代 親子対談「今日まで、そして明日へ」”に参加された方の中から抽選で1名様に、辻厚成のご子息、造形陶芸家・辻厚志が制作した『葉巻を釉薬に使用した陶芸作品』をプレゼント!


Profile
造形陶芸家 辻 厚志(つじこうじ)
1976年(昭和51年)5月21日  東京生まれ
父 :東京陶芸家  辻 厚成
祖父:日本画家、日本建築、日本庭園、日本犬研究家の第一人者  斉藤 弘吉
祖母:女流陶芸家  辻 輝子
大叔父:陶芸家  辻 清明

辻 厚志さんオフィシャルサイト   辻厚志のオフィシャルサイトはこちら>>
造形陶芸家 辻 厚志(つじこうじ)写真
   
●6月10日(土)、24日(土)は、辻厚成の公開制作を開催予定
●いずれも14時から1階視聴覚ホールにて開催
●くつろぎトークに参加ご希望の方には、当日先着順(80名様)に整理券を配布いたします。
  くつろぎトーク用の整理券は、ご来館のお客様、お1人につき1枚ずつの配布とさせていただきます。
  配布は、各回、当日10時から、1階受付にて行います。
  参加ご希望の方は、当日お早めに、1階受付にお申し出ください。