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ルクロードの彼方、イラン・アフガニスタン・パキスタンにかけての西アジア地域に展開するバルーチ族やカシュガイ族、クルド族をはじめとした遊牧民は、伝統的に、各部族を象徴する特徴的な紋様を織り込んだ羊毛織りの塩袋(ナマクダン)を制作・使用してきました。塩袋は、食用としてだけでなく、家畜群のコントロールなど生活に不可欠な役割を担う“遊牧民にとっての塩”を物語る好資料でもあり、当館でも12点を収蔵しています。今回は、当館所蔵の塩袋に加え、もはや現地でも入手不可能な百〜数十年前のオールド、アンティークの毛織物を集めた「丸山コレクション(初公開)」の中から、塩袋や鞍袋(ホリジン)など、生活のさまざまな場面で用いられる袋物を中心に、草木染めの深い色合いと各部族の誇りを織り込んだ百点余の作品を選び、展示します。また、各部族の典型的な絨毯やキリム(平織物)、食卓布(ソフレ)なども交え、精緻な手わざと意匠の世界をご紹介いたします。荒涼とした乾燥地に根付いた遊牧という文化が生み出した、私たち農耕民とは異なる生活用具の放つ“迫力”と“美しさ”に触れていただければ幸いです。 |
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会 場 |
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たばこと塩の博物館
4階特別展示室 |
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開館時間 |
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午前10時〜午後6時
(入館締切は午後5時30分まで) |
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休 館 日 |
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毎週月曜日
(ただし5月5日は開館) |
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入 館 料 |
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一般・大学生 100円【50円】
小・中・高校生 50円【20円】
【 】は20名以上の団体料金
70歳以上は入館料無料(要証明書) |
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3月23日(日)
4月5日(土)
4月20日(日)
4月26日(土)
5月3日(土) |
『西アジア遊牧民のくらしと風土』 丸山 繁(ギャラリーササーン代表)
『各遊牧民の染織と紋様の特徴』 丸山 繁(ギャラリーササーン代表)
『砂漠の旅・遊牧民とのふれあい』 丸山 繁(ギャラリーササーン代表)
『遊牧民の染織にみる手織りの技』 小笠原 小枝(日本女子大学教授)
『塩袋が象徴する人と塩の関わり』 高梨 浩樹(たばこと塩の博物館学芸員) |
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※いずれも午後2時から1階視聴覚ホールにて開催(参加費無料 ただし入館料は必要)。当日先着80名。 |
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展示作品を前にコレクター自身が遊牧民の染織の魅力をご紹介します。
3月23日(日)、4月20日(日) 丸山 繁(ギャラリーササーン代表) |
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※いずれも午後4時から約30分、4階特別展示室にて実施。 |
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『いのち愛(め)づる館の物語り』(共催:JT生命誌研究館)
3月20日(木・祝)〜4月13日(日) 会場:1階エントランスホール |
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○関連講演会(午後2時から1階視聴覚ホール)
3月22日(土)『生きているを考える〜生命誌の視点から〜』 中村 桂子(JT生命誌研究館館長) |
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※参加費無料、ただし入館料は必要。
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