特別展Exhibition

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ウィーン万国博覧会後の日本 ~内国勧業博覧会の開催~

日本はウィーン万国博覧会で、名誉証状5点、進歩賞牌40点、有功賞牌92点、雅致賞牌1点、表証状72点、補助賞牌8点と数多くの褒賞を獲得。自国の豊かさと技術力を世界にアピールしました。
日本政府はその経験を活かし、さらなる国内産業の発展を目指して、技術や商品の品質を競う万国博覧会に倣った内国勧業博覧会を開催します。
1877(明治10)年に開かれた第1回内国勧業博覧会は、会期102日で入場者が45万人を超えるほどの盛況となりました。同博覧会は5回まで開催され、日本の産業振興に大きく寄与しました。

ウィーン万国博覧会進歩賞牌
個人蔵

1873年8月18日の日付がある。万国博覧会の賞状を日本語に訳して制作したもの。元の賞状と同じようにメダルの両面が印刷されている。

「大日本内国勧業博覧会製糸器械之図」
個人蔵

1877(明治10)年の第1回内国勧業博覧会は上野公園で開催された。会場では臥雲辰致(がうん・たっち)が考案した紡績機などが注目を集めたという。

「大日本物産図会 大隅国煙草培養之図」(三代歌川広重画)
たばこと塩の博物館蔵

第1回内国勧業博覧会に際して、全国の名産品を題材とした揃物の錦絵も出版された。この図は大隅国(鹿児島県)国分地方の名産だった葉たばこ。

「サンライス」シガレット(村井兄弟商会)
たばこと塩の博物館蔵

右上に「第4回内国勧業博覧会 有功一等賞」とある。内国勧業博覧会で褒賞を与えられた製造者は、商品のパッケージに褒賞を入れ、販売促進につなげていった。