たばこと塩の博物館

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2019年度 開催予定一覧

2019年度の特別展の開催予定について、日程と概要をご紹介します(都合により、スケジュール、内容を変更する場合があります)。

2019年3月23日(土)~5月12日(日)
実業と美術 ~たば塩コレクションの軌跡~

たばこと塩の博物館の資料収集の歴史は、昭和初期、日本の喫煙風俗がきせる喫煙から紙巻たばこへと大きく変化した時に始まります。一方、当時の社会に目を向けて見ると、急速な産業構造の変化、震災・戦争、そして好・不況の波など様々な要因を受けて、多数の美術品が移動・散失した時期でもありました。
本展では、たばこと塩の博物館のコレクション形成について、激動する近代日本の世相や実業界の変化、さらには美術・工芸史、たばこ史研究の進展といった背景を絡めて紹介します。

2019年5月25日(土)~7月7日(日)
マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル

マッチは簡単に火を点けられる画期的な道具としてヨーロッパで誕生し、19世紀半ばから世界に広がりました。炭火などで火を長持ちさせる必要がなくなったことで、喫煙具のしつらえなどたばこ文化にも影響を与えました。一方、日本ではマッチ産業の育成がはかられ、1890~1910年代には世界屈指の輸出量を誇るマッチ大国となりました。当時の輸出用マッチラベルには、西洋のラベルを模倣しつつ、日本の伝統意匠や輸出先の好みも取り入れた、独特なデザインを見ることができます。1920年代以降は飲食店などのノベルティとしても活用され、ラベル収集の趣味も広まりました。
本展では、着火・喫煙文化の変遷をさまざまな着火具・喫煙具や絵画からたどります。また、国産マッチのあゆみや製造工程を工場写真帳などの書籍・写真から紹介します。さらに、明治大正期の輸出用マッチラベルや昭和初期の広告用マッチラベルを展示し、魅力的なデザインの数々をご覧いただきます。

2019年7月20日(土)~8月25日(日)
第40回夏休み塩の学習室
「さぐってみよう! 海のめぐみ」

毎年恒例の「夏休み塩の学習室」。40回目を迎える今年のテーマ展示では、「海のめぐみ」について考えます。私たちは、いろいろな「海のめぐみ」を食べています。塩はもちろん、かつおぶしにこんぶやかまぼこ、ようかんなどに使う寒天も「海のめぐみ」です。これらのめぐみは海の中ではどういう姿なの? どうやって加工されるの? 知ってるようで知らない「海のめぐみ」について、楽しく学びましょう! ほかにも、塩の性質が分かる「塩の実験室」や実験ワークショップなどもあって、自由研究にピッタリの企画です。

2019年9月7日(土)~12月1日(日)
館蔵ミニチュア展 ~小さなものの大きな魅力~

たばこと塩の博物館では、小林礫斎作のものを含め、明治から戦前にかけて制作された800点ほどのミニチュア作品を所蔵しています。わずか数センチのミニチュアでありながら、素材に凝り、実物と同じように動くなど、精巧に制作されています。ミニチュアが、単なる趣味のものではなく、当時の職人たちの超絶技巧の見せ場でもあったことが分かります。
博物館移転後、はじめての公開となるこの機会に、ぜひ、目を凝らして御覧いただきたいと思います。

2019年12月14日(土)~2020年2月16日(日)
TABASHIO Poster Collection
(たば塩 ポスターコレクション)(仮称)

たばこと塩の博物館では、国内外のたばこを中心としたポスターを多数所蔵しています。それらのポスターからは、世界そして日本のグラフィックデザインの歴史を概観することができます。
本展では、当館の「ポスターコレクション」の中から、1900年代初頭の貴重なポスターやその原画、そのほか有名デザイナーによる作品などを厳選して紹介します。

2020年2月29日(土)~4月12日(日)
浮世絵に見る 美人と名所(仮称)

江戸時代、美人画は役者絵と並ぶ浮世絵の主要な商品でした。その人気ゆえに規制の対象にもなりやすかった美人画には、絵師や版元の知恵が反映されてもいます。特に19世紀後半には、古典になぞらえて世の美人を描き込む趣向の揃物が流行し、多数出版されました。
本展では、この希少な揃物を一堂に展示し、あわせて、江戸有数の行楽地で、美人画の舞台としてもよく描かれた三囲、向島の桜など、すみだ近辺の名所を紹介します。