2021年度一回戦第四局

対局結果

一回戦第四局 (無観客対局)

72手にて千田七段の勝利

開催日:8月28日(土)
会場:ABEMAスタジオ/Chateau Ameba(シャトーアメーバ)

羽生善治九段

千田翔太七段

大盤解説:野月浩貴 八段 聞き手:竹部さゆり 女流四段 読み上げ:野田澤彩乃 女流初段

勝者の千田七段は、9月25日(土)に行われる「二回戦第四局」でシード棋士の藤井聡太王位・棋聖と対局!!

  • タイトル・段位は対局時点のものです。
  • 読み上げは、久津知子女流二段から野田澤彩乃女流初段へ変更となりました。

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・野月八段の講評

対局前の両者のコメントでは、羽生九段は「『JTプロ公式戦』は将棋ファンの皆さまの前で対局する特別な棋戦ですが、今回北海道大会中止に伴い、無観客対局になってしまったのは残念に思います。

千田七段はソフトを活用しての研究で有名です。将棋は定跡形あり力戦ありで、非常に幅の広い居飛車党だと思っています。

早指しですので、勢いのある将棋をお見せできればと思います」と対戦にかける想いを語った。

一方の千田七段も「私は2004年の大阪で開催された『将棋日本シリーズ』のこども大会で優勝したことがあります。

今回『JTプロ公式戦』の出場が決まったときは、とうとう出られるんだと感慨深いものがありました。

和服の羽生九段と対戦できるのはタイトル戦のようでうれしいです。羽生九段は流れを作ることができる棋士だと思っています。

自分としてはそれに耐えて対応したいと思います」と意気込みを語った。

振り駒は歩が3枚で羽生九段の先手と決まる。

角換わりから相早繰り銀に。お互いに▲5六角△6四角と打って激しい斬り合いの中盤戦へと進行する。

後手は△4四銀~△5五銀上と先手の角にプレッシャーをかけたのが功を奏し、先手のミスを誘う。

△4六角~△3六角が決め手で、千田七段が初出場で二回戦進出を決めた。

大盤解説の野月八段の講評は以下の通り。

「角換わりの相早繰り銀になりました。先手が▲3五歩△同歩▲同銀と仕掛けると、後手から△8六歩▲同歩△8五歩の継ぎ歩があります。

27手目▲6六歩は△8六歩を▲同銀と取る意味があります。お互いに▲5六角△6四角と打って、激しい斬り合いになりました。

リスクを背負いますが、スリリングな将棋を見せようという両対局者の気持ちを感じます。

『▲7二とのタイミングがどうだったか』という羽生九段の感想がありましたが、▲7二とを手抜かれて△5六銀~△5七銀右成と踏み込まれては勝負あり。

途中までは紙一重の勝負だったので急転直下の決着になりました。初出場とは思えない千田七段の堂々とした戦いぶりが見事だったと思います」。

勝利棋士・千田七段のコメント

難しい将棋だったと思います。途中、先手は手の選択が難しくて迷いやすく、後手はリスクはありますが対応はしやすい感じだった気がします。

41手目▲7二歩はちょっと意外でしたが、玉を早逃げして桂を跳ねるのは自然な手です。51手目▲7二とに手抜いて良くなったと思いました。

次の△4六角~△3六角を軽視されていたのかもしれません。次は藤井二冠ですが、対策というよりも自分の力を出せるようにすることが大事だと思います。

動画

対局の動画をご確認いただけます。

  • 動画内で実施している「クイズキャンペーン」は終了しています。

棋譜

羽生善治九段
千田翔太七段
(持ち時間各10分間)
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棋譜を反転

まで72手で後手の勝ち

消費時間=10分10分