2021年度二回戦第二局

対局結果

二回戦第二局 (無観客対局)

99手にて渡辺名人の勝利

開催日:9月11日(土)
会場:ABEMAスタジオ/Chateau Ameba(シャトーアメーバ)

渡辺 明名人

木村一基九段

大盤解説:屋敷伸之 九段 聞き手:山田久美 女流四段 読み上げ:飯野 愛 女流初段

勝者の渡辺名人は、10月16日(土)に行われる「準決勝第一局」で豊島将之JT杯覇者と対局!!

  • タイトル・段位は対局時点のものです。
  • 豊島JT杯覇者は竜王・叡王、渡辺名人は名人・棋王・王将のタイトル保持者です。

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・屋敷九段の講評

対局前の両者のコメントでは、渡辺名人は「『JTプロ公式戦』はトップ棋士が和服を着て戦う、タイトル戦に匹敵する棋戦です。

木村九段は年上の棋士で充実している印象があります。自分にとって今日が初戦ですので緊張感はありますが、シード棋士にふさわしい将棋をお見せしたいですね」と意気込みを語った。

一方の木村九段も「『JTプロ公式戦』は東北大会でようやく一勝を挙げることができましたから、そのいい流れに乗りたいところです。

渡辺名人は力強さではピカイチだと思っています。対戦成績はちょっと分が悪いのですが、早指しという条件を生かして一生懸命指してみようと思います」と抱負を語った。

振り駒は歩が4枚で渡辺名人の先手と決まる。

お互いがっちりと組むオーソドックスな矢倉戦と思いきや、渡辺名人は39手目▲2四歩の突き捨てで開戦。馬を作った先手がペースを握る。

木村九段は入玉を含みにして粘りの姿勢をみせるが、渡辺名人の寄せが的確で粘りきれない。

渡辺名人が「受け師」に仕事をさせず、準決勝進出を決めた。

大盤解説の屋敷九段の講評は以下の通り。

「矢倉のじっくりした戦いになるかと思いきや、先手の渡辺名人が39手目▲2四歩と突き捨てて急に激しい戦いになりました。

▲8三角から馬を作って▲4一馬と入ったあたりは、先手のペースです。ところが、62手目△3六銀と打ったあたりは、入玉をチラつかせて後手に一瞬チャンスが来たようでしたが、直後の先手の寄せが見事でした。

▲8三飛から▲2二歩の攻めが大変厳しかったです。83手目▲3二馬が決め手です。

木村九段に粘る余地を与えず、渡辺名人が押し切っての快勝譜だと思います」。

勝利棋士・渡辺名人のコメント

時間の短い将棋なので、先手で先攻できたのが大きかったです。序盤積極的に動いて、▲8三角から馬を作るのもこちらの注文通りです。

でも本譜は62手目△3六銀と打たれたあたりでは、後手に入玉を見せられて、ややこしいことになっていました。

あとで気がついたんですけど、54手目△5九角には▲5八飛と回る手がありましたね。それだと△6八角成と金を取るしかないので、先手が指せたと思います。

準決勝の豊島JT杯覇者は昨年やられていますから、ぜひ雪辱したいですね。

動画

対局の動画をご確認いただけます。

  • 動画内で実施している「クイズキャンペーン」は終了しています。

棋譜

渡辺 明名人
木村一基九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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棋譜を反転

まで99手で先手の勝ち

消費時間=10分10分