2021年度二回戦第四局

対局結果

二回戦第四局 (無観客対局)

113手にて藤井三冠の勝利

開催日:2021年9月25日(土)
会場:ABEMAスタジオ/Chateau Ameba(シャトーアメーバ)

藤井聡太三冠

千田翔太七段

大盤解説:村山慈明 七段 聞き手:村田智穂 女流二段 読み上げ:長谷川優貴 女流二段

勝者の藤井三冠は、11月3日(水・祝)に行われる「準決勝第二局」で、永瀬拓矢王座と対局!!

  • タイトル・段位は対局時点のものです。
  • 藤井三冠は王位・叡王・棋聖のタイトル保持者です。

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・村山七段の講評

対局前の両者のコメントでは、藤井三冠は「『JTプロ公式戦』は3回目の出場になりますから、過去3局の経験を生かしていければと思います。

千田七段はコンピュータを使った研究で有名ですが、定跡からはずれた局面や力戦になったときにも対応されている印象があります。

今回こども大会が中止になったのは残念ですが、将棋ファンの皆さまに面白い将棋をお見せできるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

一方の千田七段も「羽生善治九段との一回戦は激しい展開の将棋でしたが、流れに乗れて勝つことができました。この勢いを生かしたいです。

藤井三冠とは何局か戦っていますが、もう1年以上も前になります。お互い少しずつ変わっていると思いますので、過去のことは過去のこととして、新たに対局に向かうつもりです」と抱負を語った。

振り駒は歩が4枚で藤井三冠の先手と決まる。相掛かりから角交換になり、結局は角換わり腰掛け銀の定跡形に合流する珍しい序盤に。

先手は封じ手で▲8八玉と入場し、45手目▲4五桂から開戦。先手の攻め、後手の受けという展開に。先手は攻め駒が少ない中、細かく手をつなげて後手玉を寄せ切った。藤井三冠は、準決勝進出を決めた。

大盤解説の村山七段の講評は以下の通り。

「相掛かりかと思いきや角換わり腰掛け銀になる珍しい序盤でした。45手目▲4五桂に△2二銀と引いて、後手は最強の受けの姿勢です。先手は持ち駒が少ないので、攻めがつながるかどうかという戦いになりました。

75手目▲2一歩成に対し、千田七段は局後『△1三香と逃げる手だったか』との感想がありましたが、先手からすると1一の香を取れたのが見た目以上に大きかったのかもしれません。

藤井三冠の71手目▲4七桂や91手目▲7五桂といった桂打ちが好手でした。また細かいところですが、99手目▲2四金から金銀を入れ替えておいたのも効いているんです。

『玉は包むように寄せよ』という格言通りの攻めが決まり、先手が攻め切りました。大変勉強になりました(笑)」。

勝利棋士・藤井三冠のコメント

21手目▲5六銀では▲6六歩と突いて、▲6七銀から雁木模様で指すのも有力です。封じ手後の△5四銀に▲4五桂を決行しました。攻めの方針です。

56手目△2六歩は好手で、▲同飛は△5九角でリスクがあります。71手目▲4七桂はタイミングが難しかったですが、方針はわかりやすくなりました。

本譜は▲3五桂が残る形になってペースになったと思います。最後は91手目▲7五桂を発見できて行けそうだという手応えを感じました。

準決勝は地元の名古屋での対局ですので、熱戦になるように頑張りたいと思います。

動画

対局の動画をご確認いただけます。

  • 動画内で実施している「クイズキャンペーン」は終了しています。

棋譜

藤井聡太三冠
千田翔太七段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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棋譜を反転

まで113手で先手の勝ち

消費時間=10分10分