2021年度準決勝第一局

対局結果

準決勝第一局 (大阪大会)

215手にて
豊島JT杯覇者の勝利

開催日:10月16日(土)
会場:丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館) メインアリーナ

豊島将之JT杯覇者

渡辺 明名人

大盤解説:稲葉 陽 八段 聞き手:北村桂香 女流初段 読み上げ:藤井奈々 女流初段

勝者の豊島JT杯覇者は、11月21日(日)に行われる「決勝戦」で、準決勝第二局勝者と対局!!

  • タイトル・段位は対局時点のものです。
  • 豊島JT杯覇者は竜王、渡辺名人は名人・棋王・王将のタイトル保持者です。

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・稲葉八段の講評

対局前の両者のコメントでは、豊島JT杯覇者は「2年ぶりに大阪大会が開催されてとてもうれしく思います。特にこどもたちが大会で指せるというのがうれしいです。

渡辺名人は総合力が高く、どんな局面でも対応できる強さがあります。強敵ですが知り合いも来ると思いますので、いいところをお見せできるよう頑張ります」と意気込みを語った。

一方の渡辺名人も「コロナの影響で『JTプロ公式戦』はこの2年はスタジオでの対局でした。公開対局が本来の形だと思いますので、それが実現してうれしく思います。

豊島JT杯覇者とはずいぶん対戦していて、昨年は同じく準決勝で対戦してやられています。久しぶりの公開対局なので頑張ってみたいと思います」と抱負を語った。

振り駒は歩が3枚で豊島JT杯覇者の先手と決まる。

角換わりになり、先手早繰り銀、後手腰掛け銀の戦型から先手一歩得となる展開に。

後手は金銀4枚の堅陣を頼りに、74手目△9四歩~△7五歩と歩を突き捨てて開戦に踏み切ったが、先手に入玉され、相入玉での点数勝負になってはやや分が悪かったか。

激闘の末、渡辺名人の点数が足りず、豊島JT杯覇者が決勝へ駒を進めた。

大盤解説の稲葉八段の講評は以下の通り。

「先手早繰り銀に対し、後手は腰掛け銀から△4三銀と引く形。途中、先手の銀が△6四歩をかすめ取って一歩得になったので、難しいですがやや先手ペースの分かれだと思います。

渡辺名人は勝負手として、74手目△9四歩以下開戦しましたが、手順に先手に入玉を許してしまいました。

後は相入玉で点数勝ちするしかなくなりましたが、自陣の駒を守りながら入玉するのは大変です。結局豊島JT杯覇者が駒を確保して、点数勝ちを収めました。

終盤はどちらの勝ちか、それとも引き分けかというギリギリの激闘で、見応えがあったのではないでしょうか」。

勝利棋士・豊島JT杯覇者のコメント

早繰り銀で▲7八玉・▲5五銀の形が作れれば先手ペースだと思っています。▲7九玉だと違うんですが。

▲6四銀で一歩得して、先手がちょっといいと思うのですが、時間がなくてよくわかりませんでした。

後手が動いてきてくれたので入玉できましたが、途中駒を取られすぎました。特に打った金を取られたのは痛かったです。

点数勝負になりましたが、後手の方が苦労が多い将棋です。最後銀二枚を取れて勝ちになったと思いました。

決勝はどちらが勝ってもタイトルホルダーで強敵です。精一杯やりたいと思います。

動画

対局の動画をご確認いただけます。

  • 動画内で実施している「クイズキャンペーン」は終了しています。

棋譜

豊島将之JT杯覇者
渡辺 明名人
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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棋譜を反転

まで215手で先手の勝ち

消費時間=10分10分