喫煙所に防災機能? 地域の課題を解決する「防災喫煙所 イツモモシモステーション」とは

喫煙所×防災で広がる喫煙所の可能性⁉
仕事でキャパオーバーになりがちな私。頭も気持ちもいっぱいいっぱいになりそうなときは、外の風にあたって気分転換をするんです。たばこを吸う人だったら、喫煙所で一服して気分転換することもありますよね。
喫煙所といえば、一昔前はその名の通り、たばこを吸うための場所というイメージでしたが、最近ではたばこを吸うことだけではない役割や機能を持つ喫煙所もあるんですよ。
それが喫煙所に防災機能を付加した「防災喫煙所 イツモモシモステーション」です!

より地域に貢献できる喫煙所へ
「防災喫煙所 イツモモシモステーション」は、JTが特定非営利活動法人プラス・アーツと一緒に取り組んでいる地域貢献プロジェクトです。
喫煙所にはもともと、吸う人と吸わない人の距離を保ったり、街の環境美化を助けたりする役割があります。街から路上喫煙やポイ捨てをなくすために喫煙所はあったほうがいいし、せっかく喫煙所をつくるならより地域に貢献できたほうがいいですもんね。
喫煙所×防災というユニークなアイデアがどうやって生まれたのか、JTの社会環境推進室へ取材に行ってきました。

イツモ、モシモを考える場所に
「防災喫煙所 イツモモシモステーション」プロジェクトリーダーの田中洋平(たなか ようへい)さんに、お話を聞きました。




「そういえば……」と思い出せることの大切さ
実は駅前や公園など、見つけやすい場所にある喫煙所。吸わない人でも「そういえば、あそこにあったな」と思い出せるから、防災に役立つんですよね。
「あそこの喫煙所に防災情報があったな」「防災に関するサイトの二次元バーコードが貼ってあったよな」。こうしたことを知っているだけで、普段の意識が少し変わったり、何かのときに落ち着いて適切な行動ができたりするんじゃないかな?
平常時の「イツモ」の時も、災害時の「モシモ」の時も、みんなの心の拠りどころになってくれそうな防災喫煙所。心の豊かさって、いざというときに思い出す心の拠りどころを持つことなのかもしれませんね。
