「JT国内大学奨学金」2016年度奨学生の募集について

2015/05/22

JT(本社:東京都港区、社長:小泉 光臣)は、一般財団法人ジェイティ奨学財団を通じて、「JT国内大学奨学金」の募集を2015年5月より開始しました。
「JT国内大学奨学金」は、将来、多様な分野で活躍する次世代の人財を数多く輩出したいという想いのもと、経済的理由により大学進学が困難で、かつ優秀な学生に対し、安心して学業に専念できる環境を提供するための給付型奨学金制度です。2013年7月に本制度を創設し、今回が三回目の募集となります。2014年4月にはジェイティ奨学財団を設立し、以降、同財団を通じて当奨学金の募集・給付を行っています。

当奨学金の特徴は、入学金や授業料などの学校納付金相当の費用をはじめ、在学中に必要な生活費などの支援も行うなど、大学で学業に専念するために必要十分な給付額としている点です。給付対象は、一学年当たり最大50名とし、高校推薦と大学推薦の双方で募集します。いずれも当財団指定の高校および大学からの推薦をもとに選考を行いますが、高校推薦の場合は、当財団が指定する国公立大学への進学をもって決定となります。
なお、東日本大震災の被災地支援の観点から、岩手県、宮城県、福島県等に所在する高校または大学については、別途震災支援枠を加えて指定校を設定しています。

各種調査によると、日本の大学等高等教育における教育費の家計負担割合は先進諸国と比較しても極めて高い水準にあり、また、世帯収入が低いほど大学進学率が低下する傾向にあります。これらのことから、経済的困窮を理由に大学進学を断念される方々が確実に存在するものと考えます。
一方、経済的に困窮する学生への支援はいまだ不足し、支援に対する社会からの要請が高まりを増すなど、教育機会の均等確保は、日本の高等教育における喫緊の課題となっています。

教育機会の均等確保に向けた課題の解決は、決して企業一社で成し得るものではありませんが、JTは、当奨学金が、わずかなりとも解決・解消の一助となり、更に支援の輪が社会全体に広がることを期待しています。

「JT国内大学奨学金」の概要、募集要項等については、別紙のとおりです。