JT主催公演アーカイブ

JTが育てるアンサンブルシリーズ

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第68回 室内楽の喜び 若き演奏家たちと共に! ─インタビュー─

公演日時:2013年5月17日(金)開演19:00(開場18:30)

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若手音楽家たちが魅せる
室内楽の素晴らしき世界

第68回の「JTが育てるアンサンブルシリーズ」は、チェロ奏者の山崎伸子さんのプロデュース。プログラムは、モーツァルトのピアノ四重奏曲、チャイコフスキーの後継者と呼ばれるアレンスキーのピアノ三重奏曲、そしてブラームスの弦楽六重奏曲からなる3曲。モーツァルトとブラームスの作品には山崎さんも演奏に加わり、メンバーと共に室内楽の素晴らしさを存分に客席へ伝えました。

プログラム モーツァルト ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478
アレンスキー ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.32
ブラームス 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op.36

インタビュー

2日間のリハーサルを終えた出演者の皆さんに、開演前の楽屋でインタビュー。本番に向けた意気込みや、今後の目標などについてお話をうかがいました。

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出演者の皆さん。左より順に、今田篤さん(ピアノ)、對馬哲男さん(ヴァイオリン)、小畠幸法さん(チェロ)、飯顕さん(ヴィオラ)、小川響子さん(ヴァイオリン・ヴィオラ)、戸原直さん(ヴァイオリン・ヴィオラ)。

じっくり相談しながら音楽作りができた素敵な時間でした

──リハーサルを終えての感想をお聞かせください

写真 對馬:「JTアートホール アフィニス」で演奏するのは初めてだったのですが、予想していた以上に響きがよくて驚きました。今はすっかり響きにも慣れ、とても気持ちよく弾けています。 小畠:僕は4年ぶりに「JTアートホール アフィニス」で弾かせていただくのですが、改めてよいホールだなと実感しています。仲間たちといろいろ話しながら、また山崎先生にも相談をしながら、充実した時間を過ごせたと思います。 小川:いつも練習は部屋の中でしていたので、実際に演奏するホールで響きの違いに戸惑ったりすることもありましたが、今回は本番と同じホールでしっかりと練習する時間が持ててとてもありがたかったです。

──出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか

写真 小畠:まさか自分が、この「JTが育てるアンサンブルシリーズ」出演のお話をいただけるとは思ってもいなかったです。とてもうれしかったですね。 今田:初めはびっくりしました。でも、これまで大学のホールぐらいでしか弾いたことがなかったので、このような立派なホールで弾けることに大きな喜びを感じました。 戸原:高校生のときに、本シリーズのチラシを見た記憶があります。僕でも知っているような先輩方がメンバーとして選ばれて演奏していて、いつか自分も選ばれたらいいなと漠然と思っていました。だからお話をいただいて、驚きと同時に嬉しさがありました。自分が少し成長したのかな、という実感があります。 写真 小川:憧れの先輩方が出ているシリーズだったので「自分で大丈夫かな?」と思いました。でも、とても上手な方々と一緒に演奏ができる機会を得ることができて、いろいろと勉強になっています。 飯:他のメンバーは東京藝術大学の学生・院生で、僕だけ桐朋学園大学の出身なんですよね。たまたま東京藝術大学に用事で行ったときに、知人の對馬君に会って今回の公演のメンバーに誘われたんです。 對馬:ちょうどヴィオラ奏者を探していたところに、飯君が現れたんです。本当に偶然だったのですが、何か運命というか、縁のようなものを感じますね。

教わってきたことの一つひとつを体感できています

──今回、山崎先生と一緒に演奏をされますがいかがですか

写真 今田:東京藝術大学の定期室内楽演奏会で初めて山崎先生から指導を受けたのですが、いつも作品全体としてどのように表現したらよいか、編成の中でピアノが果たすべき役割をたくさん教えてくださいました。 小畠:僕は同じチェロ奏者として山崎先生からずっとレッスンを受けてきて、未だ自分のものにしきれなかった部分があったのですが、今回一緒に演奏させていただく機会を得ることで、言葉で指導を受けたことを実際の演奏として実感しながら学ぶことができました。 飯:大学の違いもあって、最初このメンバーで練習するとき、音の出し方や音楽の作り方などに自分はとてもギャップを感じていて。それが、山崎先生が練習に加わってくださり、先生の音楽に対する取り組み方を見ていく中で違和感が取り払われていきました。貴重な経験ができましたね。 戸原:演奏はもちろん素晴らしいですし、長い間音楽に携わってこられたからこその経験値がすごいと感じます。演奏には直接つながらないようなことであっても、普段から音楽に向き合う姿勢や、人としてのあり方が素晴らしいです。それが、音になって現れているのだなと思います。

──本番に向けての意気込みをお聞かせください

写真 對馬:アレンスキーの作品は、東京藝術大学の定期室内楽演奏会で演奏したもので、とても好きな曲です。ロマン派の集大成といった感じの作品なので、青春というか、燃える想いというか、若い今でしかできないような熱い気持ちを演奏で表現したいですね。 小川:私は1曲目のモーツァルトでヴァイオリンを弾くのですが、つい元気よく、ぐいぐい弾いてしまうクセがあるので気を付けるようにしています。上品に、綺麗に、美しく弾くことを目標にして頑張りたいと思います。 戸原:3曲目のブラームスで僕は2ndヴァイオリンを担当します。今まで1stヴァイオリンを担当する機会が多かったので、2ndヴァイオリンの役割を考えながら練習に取り組みましたね。皆の演奏の助けになるにはどうしたらよいか、楽曲全体を支えて力になるにはどうすべきかとか。 写真 今田:自分の音も周りの音もよく聴いて、あとは本番に臨むだけですね。仲間たちの奏でる音からインスピレーションを受けて、よりよい演奏ができたらと思います。 小畠:「JTアートホール アフィニス」で弾かせてもらえる貴重な機会を大切にしたいですね。練習では得られなかった新たな発見を、本番で見つけられたらうれしいです。 飯:ヴィオラは内声の下の方にいる楽器なのですが、内声だからといっていつも縁の下にいるだけではないということをお見せしたいです。時には表に立つ場面も披露しながら、1つの作品を作り上げていきたいですね。

「またこの人と演奏したい」と思われる音楽家になりたい

──音楽家としての今後の目標や、やってみたいことなどをお聞かせください

写真 小畠:一流のオーケストラプレイヤーになることが目標ですが、まだまだ勉強しなければならないことが山のようにあります。演奏の引き出しや経験、自分の中の音楽を深め広げていきたいです。 今田:これまではソロの機会が多く、室内楽はあまりやっていませんでしたが、これを機会にいろいろ勉強したいですね。自分の中に枠を設けずに、色々なことから学んでいって演奏に生かしていけるようになりたいです。 戸原:大学3年でまだはっきりとしたビジョンもなくて、1つに絞れないですね。技量もまだまだですし。ただ、一緒に演奏した方に「またこの人と演奏したい」と思われるようにはなりたいです。共に弾いて楽しいと思ってもらえる音楽家になれたらいいですね。 写真 對馬:具体的な目標としては、オーケストラに入りたいと思っています。室内楽では、まだ演奏したことのない名曲をどんどん弾いてみたいですね。 小川:技術的にも音楽的にもまだまだやらなければいけないことがたくさんあるので、学生で時間があるうちに1つずつ取り組んでいきたいと思います。 飯:将来はオーケストラに所属したいと考えています。でも、僕がヴィオラに関わるようになったのは室内楽を始めたことがきっかけになっているので、今後も室内楽は大切にしていきたいです。

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