JTマーヴェラス

全員バレーでV・プレミアリーグ昇格を目指す――監督インタビュー

2015/07/10INTERVIEW

北海道芦別合宿における吉原知子監督のインタビューをお届けします。

日々勉強

JTマーヴェラスの監督を引き受けた理由は、もともと指導者に興味があったからです。筑波大学(茨城県つくば市)でコーチングの勉強をしていましたし、タイミング的にも「今なのかな」と。決め手は何か? と問われると――直感ですかね。もちろんプレッシャーはありましたけど、それはどこにいっても一緒だと思います。JTマーヴェラスの監督に就任して、まだ1カ月も経っていませんが、日々勉強しながら選手たちに指導しています。

私たちはできるんだ!

JTマーヴェラスの選手たちは、V・プレミアリーグで戦える力を持っていると思います。まだまだ若いですし、大きな可能性も秘めています。しかし、私は、現時点で選手たちに対して何も満足していません。今後、バレーボールの戦術や理論などをもっと理解してもらいたいと思っています。ただ、まずは「私たちはできるんだ!」という気持ちになってもらうことが大切ですね。最初から「そんなの無理だ」というような気持ちでいては、できることもできなくなります。それはもったいないので、まずは「私たちはできるんだ!」という気持ちで、自分自身を信じて何事にも積極的に取り組んでもらいたいです。そして、勝つために、仲良しこよしのチームではなく、戦うチームになること。そのために、お互いが思っていることを言い合い、求めるところは求め合う関係になってほしいですね。そういった私の考えは、就任当初から選手たちに伝えていますので、新シーズンがスタートして、まだ1カ月も経っていませんが、選手たちは少しずつ変わってきていると思います。もちろん、気持ちだけではなく、バレーボールというのは技術がないといけません。技術があってこその話ではありますが、やはり、気持ちの面はすごく大切だと思っています。

男子のブラジル代表のように“全員バレー“が目標

今シーズン、JTマーヴェラスは、男子のブラジル代表のように全員で攻めて全員で守る“全員バレー”を目標に掲げています。そのためには、一人一人が攻めることができて守ることもできるように、個々の能力を上げる必要があります。何か一つのプレーしかできない選手よりも、全体的にバランスが取れていて何でもでき、なおかつそのレベルが高い選手の方がいいと思います。何でもできる選手になると、「自分だったらあのトスはここまで打てる」とスパイクを打つ側の気持ちが分かり、レシーブをする際の想像や読みに繋がります。パス一つを出すにしても、「これくらい高くパスを上げないとスパイクを打つために開けない」などの計算もできます。このように、何でもできる選手の方が、全てにおいてプラスだと思います。そういう選手を目指してもらいたいという思いはありますね。
そこを目指す上で、この北海道芦別合宿で取り組んでいることは、パスやブロック、スパイクなど全ての基礎練習です。基礎ができてこそ、しっかりとした土台ができあがるので、改めて基礎の部分を徹底的に見直しています。そして、もう一つは、ケガをしないようにしっかりとした体を作ること。そのためにトレーニングも行っています。また、今後は、選手たちには個々の能力も磨いてもらいたいと思っています。チームになったときに1+1=2のように足し算の関係ではなく、お互いがお互いを生かして倍になるようなチームになってもらいたいと。JTマーヴェラスの選手たちは、一人一人が人に負けない個性を持っています。その個性を自分で気付いて、磨いていていってほしいですね。それが、お互いがお互いを生かして倍になるチームになるために必要なことだと思います。

何が何でもV・プレミアリーグに昇格する

今シーズンの目標は、何が何でもV・プレミアリーグに昇格することです。昨シーズン、一番悔しい思いをしたのは選手たちだと思うので、今シーズンこそは、選手たちが最後にいい思いができたらいいなと思っています。そのための、私の責任は、選手たちが自信を持ってコートに立てるように準備をしてあげることだと考えています。そして、選手たちには監督に就任したときに伝えましたが、昇格の先にあるV・プレミアリーグ優勝が私たちの最大の目標です。

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