JTマーヴェラス
スペシャル
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強いファイティングスピリッツを持って最後まで諦めずに戦う

2015/10/23INTERVIEW

「2015/16V・チャレンジリーグⅠ」開幕直前! 吉原知子監督のインタビューをお届けします。

――開幕まで約1カ月、チームの状態はいかがですか?

ここまで順調に来ているのかなと思います。ただ、全ての面においてもう少し精度を上げなければいけません。例えばレシーブであればもっと精度の高いボールをセッターへ返せるようにしたいですし、サーブだったら狙ったところにきちんと打てるようにするとか、スパイカーだったら決定力を上げるなど、全ての面においてもっと精度の高い技術を身に付けていきたいと思っています。男子のブラジル代表のように全員で攻めて全員で守る“全員バレー”を目指しているので、レシーブができない、パスができないなどといったことがないようにして、選手全員が1本目のレシーブをできるようにしたいと思っています。
体作りの面では、筋肉の量と体脂肪の量の関係を意識しつつ、ケガをしない体作りを行っています。そして、バレーボールに必要なスピードやジャンプ力など、いろいろな要素を強化するためにさまざまなトレーニングも行っています。その上で、ボールを使った練習では、いかに正確なプレーができるかということを考えながら日々の練習に取り組んでいます。今シーズンがスタートした当初に比べると、大分、動ける体になってきたかなと。良いコンディションになっているのではないかと思います。

――初めての監督業はいかかですが?

私は、監督っぽくない監督だと思うんですけど、どうなんですかね。うーん……いろいろな意味で私自身が一番勉強になっているのかもしれません(笑)。

――厳しく指導される反面、選手たちへの愛情も強く感じたのですが。

監督は、選手たちに対して愛情がないといけないと思っています。バレーボール選手としての現役時代は、長いようですごく短いんです。その短い期間の中で、誰と出会ってどういう仲間とプレーできるのか。巡り合った仲間とバレーボールができる時間というのは限られていますし、ましてや、バレーボール選手として輝いていられる時間はすごく短いと思います。それならば、選手たちが「バレーボールをやってきてよかったな」と思えるようにしたいんですよ。全ての選手たちに、いつかバレーボールを引退するときが来ますが、引退を迎えたときに「JTマーヴェラスでプレーしてよかったな」と思えるようになってもらいたいと思っています。本当にその思いだけですね。選手たちには、きついこともいろいろ言っていますが、私が監督をやらせていただいている間は、とにかく選手たちがコートで輝いて、「今までバレーボールをやってきてよかった」と思ってもらえたらと思っています。

――コート外での選手たちとの関係はいかがですか?

うーん、どうなんですかね。友達でもないし、お母さんでもないし……難しいですね(笑)。ただ、選手たちには「オンとオフはしっかり切り替えてよ」とよく話しています。それは、スタッフも一緒で、たとえ練習中に選手と言い合いになろうと「それはコートの上での話だから、コート外では絶対にそれを引きずらないでね」と言っています。私自身もそれを心掛けながら、コート外でも選手たちとコミュニケーションを取るようにしています。それによって、選手の良さがもっと分かったりすると思うんですよ。それに、コートの上で理解できないことがあったとしても、コートを離れたときに本音が聞けたりしたらいいなと思います。逆に選手たちに私のことをもっと知ってもらえる場でもありますしね。相手のことを理解している人と理解していない人では、同じことを言っても捉え方も違うと思うんです。私が選手たちのことをより詳しく知ることによって、選手たちが何気なく言っていることでも、本当に伝えたい意味が分かるようになると思います。信頼関係を深めるためにもコミュニケーションはすごく大切だと思うので、なるべく選手たちと話す機会を多く設けるように心掛けています。

――今シーズン、ここまで結果を残していますが、監督から見て選手たちの戦いぶりはいかがですか?

「2015V・サマーリーグ」は決勝まで進んだんですけど、東レアローズを相手に負けてしまいました。そして、「第57回近畿6人制バレーボール総合男子・女子選手権大会」の決勝で、またも東レアローズと試合をするチャンスをいただきました。選手たちにはずっと「同じチームに二度負けることは、絶対に許されないからね。何がなんでも絶対に勝たないといけないよ」と話していました。結果、勝利して優勝することができたんですけど、優勝したことよりも、一度負けた相手に対してきちんとリベンジを果たせたことが良かったし、選手たちにとって自信につながったと思います。新シーズンがスタートして約3カ月が経ちますが、こつこつと積み上げてきたものが、ようやく少しだけ形になってきたかなと。ただ、まだまだやらなければいけないことはたくさんあるんですけどね。

――「2015/16V・チャレンジリーグⅠ」をどのように戦い抜こうと思いますか。

ケガ人が出たり、チームに何かトラブルが起きたとしても言い訳はできないと思っています。普段から選手たちには「『誰かがケガをしていなくなったから負けました』では済まされないからね」と言い聞かせています。そして、選手一人一人が各ポジションで何をしなければいけないのかということを明確にして、日々の練習に取り組んでいます。チームに何かトラブルが起きたときこそ本当のチームの強さが問われるときだと思うし、選手たちも一人一人がそういったことを重々想定した上で、日々の練習に取り組んでくれていると思います。だから、チームに何か問題が起こったとしても、目標を達成すべく戦い抜いてくれるはずです。そして、今シーズンの我々にとって最も大切な試合は、「2015/16V・チャレンジマッチ」ですので、そこに照準を合わせてコンディションのピークを持っていけるように、「2015/16V・チャレンジリーグⅠ」を戦い抜こうと考えています。

――「2015/16V・チャレンジマッチ」に向けてどのようなところを強化していきますか?

まだまだ可能性を秘めているチームなので、技術面をもっと向上させたいと思うのですが、やっぱり一番は気持ちの部分ですね。気持ちというと精神論と思われがちですが、やはり気持ちが強くないと、いくら良い技術を持っていたとしても、試合で実力を発揮しきれないまま終わってしまったりするんですよ。JTマーヴェラスの選手たちは、本当に良い技術を持っています。ただ、それをどうやってコートの中でコンスタントに発揮するのかという点が難しい部分ですね。練習ではできているのに試合ではできないというのが一番良くないので、選手たちには、練習のときから試合さながらのプレッシャーを掛け続けて、気持ちの部分を鍛えています。選手たちをいかに自信満々でコートに立たせてあげられるかということが、私たち監督・スタッフの仕事だと思っています。

――「2015/16V・チャレンジマッチ」は、どのように戦おうと考えていますか?

独特な雰囲気の中で戦わなければいけないですし、一番難しい試合だと思っています。通常の試合よりもプレッシャーが掛かると思うので、普段の練習からV・チャレンジマッチを想定して、選手たちへプレッシャーを掛けて練習に取り組んでいます。そうすることで、「2015/16V・チャレンジマッチ」の試合当日は、プレッシャーを楽しさに変えられるぐらいにしたいなと。そして、JTマーヴェラスの選手としてプライドと誇りを持って堂々とコートに立ち、その時点で「よし勝った」と思えるくらい自信を持たせてあげられるように、スタッフ一同頑張っている最中です。

――ファンの方々に、JTマーヴェラスのどの部分に注目していただきたいですか?

ファンの方々には、選手たちが強いファイティングスピリッツを持って、V・プレミアリーグに何が何でも昇格しようと最後まで諦めずに戦う姿を見ていただきたいと思います。

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