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2016/17シーズン、いざV・プレミアリーグへ

2016/10/28COLUMN

2016/17シーズン、いざV・プレミアリーグへ

待望のシーズンが、間もなく幕を開ける。
V・チャレンジリーグから、V・プレミアリーグへの復帰を目指して戦い続けて来たJTマーヴェラス。一つ一つ壁を乗り越え、ようやく悲願を達成し、3シーズンぶりにV・プレミアリーグで戦う2016/17シーズンの開幕が10月30日(日)に迫って来た。

「全員バレー」を束ねる主将

V・レギュラーラウンド21試合、さらにファイナル6、ファイナル3、ファイナルと約5カ月にも及ぶ長い戦いを制するためには、誰かに頼るのではなく、全員がそれぞれの役割を果たすことが不可欠であり、吉原知子監督も選手たちも、事あるごとに「JTマーヴェラスの武器は全員バレー」と口にする。
全員が戦力で、全員が欠かせぬ存在。だからこそ、チームとしての強さを高めるために何をすべきか。1人1人が思いを巡らせ、実行しようとする中で、V・プレミアリーグ復帰を目指して戦うチームの中で誰よりも強く「チームのために何をしたらいいのか」を考え、悩みながら昨シーズンを過ごしてきたのが主将の井上琴絵だった。
チームを束ね、先頭に立って引っ張るはずの存在でありながら、昨シーズンはケガでコートに立つことができず、歯がゆい思いを感じることも少なくなかった。少しでも早く復帰してコートに立ちたい。そうしなければ主将として面目が立たない。焦りを感じた回数も数えきれず、定められたリハビリのメニュー以上のことをしようとしてスタッフから注意されたこともあった、と笑う。
「プレーできないことに対するもどかしさは常にありました。でもだからといって、チームのために何もできないわけではない。外から見る機会が多くあるからこそ、気づいたことや、言うべきことがある。ときには厳しいことも、状況を見ながら意識して言うようにしてきました」

苦しい日々を乗り越えて育まれた強い結束力

苦悩しながらもチームをまとめようとする主将の姿は、若い選手たちにとっても「チーム」として戦うための意識を高めるきっかけになった、と言うのは3年目を迎えたエース、田中瑞稀だ。
「チームが良くないときに怒られるのは、やっぱり主将である琴絵さんなんです。リハビリをしながらチーム練習でも声をかけたり、一生懸命やってくれている姿を見ていたから、私たちのせいで琴絵さんが怒られるたび、すごく申し訳なくて。それでもチームのために何とかしよう、と行動してくれているのが伝わってきたので、コートに立つことができる自分たちもできるだけのことをしなければいけない。1人1人がそういう強い思いを持って臨んだのが、昨シーズンの『2015/16V・チャレンジマッチ』でした」
たとえ一緒にコートへ立って戦うことができなくても、チームのために戦ってきたことに変わりはない。共に苦しい日々を乗り越えたことで育まれた結束が、チームを成長させる大きな力になったのは間違いない。

「目指すのは精度の高いバレーボール」

V・プレミアリーグでの戦いを見据え、より一層「精度の高いバレーボールを目指してきた」と吉原監督が言うように、パスや二段トスの質の高さ、試合の流れの中で次はどんなプレーを選択すべきか、といった実践力は確実についてきた。
いよいよ、その成果を発揮するのが間もなく開幕するV・プレミアリーグの戦いであり、10月30日(日)のトヨタ車体クインシーズとの開幕戦だ。これまでの取り組みが間違っていない、という自信をつけるためにも、まず大切なのが開幕戦であり、ひいては第1Legの戦いが大きなポイントになる、と吉原監督は言う。
「V・プレミアリーグを経験するのが初めて、という選手も多いので、やはり勝つことが一番自信につながるはずです。でも、たとえ負けてもそれを跳ね返せるようなメンタルを養うために、しっかり準備をしていかないといけない。1回負けてもうダメです、2回負けてもうチームの形がなくなりました、という弱さや脆さがあってはV・プレミアリーグを戦い抜くことなどできない。ゼロからのスタートではなく、昨シーズンからV・プレミアリーグで戦う意識を持って取り組んで、積み上げてきました。今、十分な準備をして、まずは開幕戦。トヨタ車体クインシーズさんはV・プレミアリーグでの経験があり、力も経験値もあるかもしれませんが、やってみないと勝負は分からない。楽しみですね」

目を輝かせるのは監督だけではなく、選手たちも同じだ。井上は言う。
「昨シーズンは、みんなが頑張ってくれて勝たせてもらったので、今、こうしてV・プレミアリーグの舞台で戦える。その気持ちを忘れずに、シーズンを戦い抜いていきたいし、まずはスタートから自分たちがやってきたことをどれだけ出せるか。自分たちが目指してきたバレーボールがどれだけできるか、というのが大事だと思うので、やってきたことを一つ一つ出して、チームとして1つになって戦っていきたいです」

全ての力を結集させて挑む、新たなシーズン。開幕に向け、期待は高まるばかりだ。

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