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“基本と連携プレー” 精度に拘っていかなければいけない時期

2018/09/12INTERVIEW

“基本と連携プレー” 精度に拘っていかなければいけない時期

選手たちが掲げる2018/19シーズンの目標「国内三大大会制覇」に向けて、監督が選手たちに求めているものは――。
北海道芦別合宿における吉原知子監督のインタビューをお届けします。

まずは、選手間のコミュニケーションを

――「2017/18V・プレミアリーグ」準優勝、「黒鷲旗」優勝。昨シーズンはチームにとってどのような年でしたか?

全体を通してみると結果的にはそんなに悪くない成績ではありましたが、自分たちが目標にしていた「何がなんでも日本一」を達成できなかったので、やっぱりそこは残念だなと思います。すごく良くなってきていると思うのは、ゲームの中でパニックになることがだいぶ減ってきたことです。危ないと思ったときに自分たちでコミュニケーションを取って、修正しながらゲーム運びができるようになってきているなという感じがします。ただ、そんな中でもやっぱり立て直しがきかず最低限のレベルまで落ちてしまったときに、いかに自分たちでその最低限のレベルを下げないようにするということを、チームとしてどれだけやれるかというのがこれからの課題だと感じています。

――課題を克服するために、今の段階で取り組んでいることは?

まずは選手間のコミュニケーションをしっかり取るようにすることと、一つひとつのプレーに対して目的意識を持ってしっかりプレーするということですね。

――今年の合宿にはどんなテーマを持って臨んでいますか?

基本的なところをもう一回見直す基礎練習とチームとしての連携プレーの強化を目標にしています。練習には「トレーニング期間」や「チャレンジする期間」などの周期があるのですが、その次に「精度を高めていく期間」というのがあると思います。今は徐々に精度に拘っていかなければならない時期になってきていると思っています。

目標は選手たちが設定するもの。それを自分たちでしっかりやれるか

――選手の皆さんは今年の目標に「国内三大大会制覇」を掲げていました。この難しい目標達成に向けて、監督が選手たちに求めるものは?

そうですね。求めるものはやっぱり「これでいい!」という決まったものはなくて、今までやってきたことを踏まえて選手自身で考え、難題に立ち向かっていく強い気持ちです。昨年の芦別合宿でもお話しさせていただきましたが「選手全員が監督であり指導者になりなさい」という気持ちは今も変わっていません。プレー中やトレーニングなどで「勝ちたいんだったら最低限これぐらいはできなければいけないよね?」と日々伝えてはいますが、目標は選手たちが設定していますから、気持ちが強ければ結果は必ずついてくると思います。選手たちが「三冠取りたい」と言ってるのであれば、私はそれに対してのサポートをどれだけできるか。そして本当にそれを取らせてあげられるかというのが私の仕事だと思います。選手たちの目標達成のために私も頑張りたいと思います。

――勝つために「今年は体育館で寝ることになるかもしれない」とおっしゃっていましたが、実際にそのぐらいの状況になることはありましたか?

そういう状況というか、なんでしょう…。私がやらせるわけではなくて、選手たちが自立して、自分たちで「本当に勝ちたい!」って思ったらそういうムードにもなると思うんです。勝つチームのムードってあると思うので、それを自分たちでしっかりやれるか、やれないかっていうのは、もちろん私も含めてなんですけど選手たち自身の方が大きいと思います。まあ、そういう状況になればそうなるかもしれません…。分からないですね(笑)。

――新シーズンに入り栗原恵選手が加入しました。ベテランの栗原選手に期待することは?

彼女を受け入れようと決断したとき、彼女がどのレベルでやりたいのかという本人の意思確認をしました。そしてそれに対して私自身何ができるのか。それに加えてチームに与える影響などを考えました。やはりベテラン選手なので、どういう姿勢で臨んでくれるというのはすごく期待している部分ですし、今もそれはきちんとやってくれているので、チームにとってはいい影響を与えてくれているんじゃないかと思っています。

――最後に、ファンの皆さまへメッセージをお願いします。

今年はまた違った選手たちを見ることができると思いますので、お時間のある限りぜひ会場まで応援に足を運んでください。本当に生の声援が選手たちの力に変わると思いますので、ぜひこれからも応援よろしくお願いします。

JTマーヴェラス