将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2015年度一回戦第一局

対局結果

開催日:6月27日(土)会場:夢メッセみやぎ 展示ホールA(宮城県)
三浦弘行九段
丸山忠久九段
  • 解説:鈴木大介 八段
  • 聞き手:上田初美 女流三段
  • 読み上げ:伊藤明日香 女流初段

75手にて三浦九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の三浦弘行九段は、8月29日(土)に札幌市で行われる「二回戦第一局 北海道大会」でシード棋士の糸谷哲郎竜王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・鈴木八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、丸山九段は「三浦九段は研究熱心ですが、それだけではなく強力なパンチ力のある将棋を指します。明日はたくさんの方に見てもらえますので、見てよかったと思えるような将棋を指したいです」。対する三浦九段は「丸山九段とは『JTプロ公式戦』で2年前にも対戦していますが、そのときも『パンチ力のある……』と言われながらも負かされています。今回はそのガードの上から叩きつぶしたいと思います。……いや、お手柔らかにお願いします(笑)」と意気込みを語った。振り駒はと金3枚で三浦九段の先手と決まる。

後手の丸山九段は得意の一手損角換わりから早繰り銀を採用。先手▲4五桂と銀取りに跳ねた手に対し、丸山九段は銀を逃げずに△4四角と打って激しい攻め合いを目指したが、三浦九段がその攻めを見事に受け流した格好だ。三浦九段は、後手が攻めの態勢を整えている間に、▲1五桂のくさびを入れ、最後は奪った飛車で見事に寄せ切って二回戦進出を決めた。なお、大盤解説の鈴木八段の講評は以下の通り。

「力戦調の将棋でしたね。序盤は丸山九段の一手損角換わりは予想通りでしたが、途中から激しい攻め合いになりました。丸山九段は、三浦九段の陣形を見ながら、どうするかを決めるようなところがありました。先手の▲6八玉を見て早繰り銀の形にして、先手の▲7九玉を待って△7五歩と仕掛けていますから。封じ手直後の33手目▲4五桂に対し、三浦九段は△4四銀▲5三角成△同銀▲5五角を予想していたのですが、丸山九段は銀を逃げずに△4四角と打つ攻め合いを選びました。味の良い手に見えたのですが、感想戦で丸山九段は『短兵急すぎた』と、この手を悔やんでいました。▲6八金右と寄ったのが渋い手で、これで後手の攻め足が止まっているんですね。三浦九段は丸山九段の手に乗りながら、見事な反撃を見せます。49手目▲7四と〜▲6五角までが素晴らしい手順で、飛車を奪ってからの寄せもさすがでした。手数としては短い将棋ですが、両者の積極的な指し回しは、とても参考になる内容だったのではないでしょうか」。

勝利棋士 三浦九段のコメント

一手損角換わりは当然予想していましたが、途中から前例のない将棋になりました。序盤、こちらが受けに専念するのであれば、▲3六歩を突かずに早めに▲5六銀の形にするなどといった対応はありました。そのあたりは手順の組み合わせですからいろいろありますし、全部を読み切るには時間もないですから(笑)。▲4五桂に対しては、△4四銀▲5三桂成△同銀▲5五角といった手順を予想していたのですが、丸山九段は△4四角と攻め合いに来られました。▲6八金右で後手の足を止められたかどうか、そこはよく分かりません。こちらは△8八銀の壁銀にさせられましたし、怖い手順はいろいろあったのですが。良くなったなと思ったのは終盤、丸山九段が△8六香と打ってきたところです。こちらは△8六歩もあるかなと思っていたくらいでしたし、香を打たなければ、後で飛車打ちにも香の合い駒がありますから。

次の二回戦第一局は札幌ですよね。実は「JTプロ公式戦」で札幌に行くのは初めてなのです。暑い時期に北海道に行けるのはうれしいですね。次戦も頑張ります。

棋譜

三浦弘行 九段
丸山忠久 九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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10手進める
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棋譜を反転

まで75手で先手の勝ち

消費時間=10分10分

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