将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2015年度一回戦第四局

対局結果

開催日:7月25日(土)会場:ツインメッセ静岡 北館大展示場(静岡県)
深浦康市九段
郷田真隆王将
  • 解説:青野照市 九段
  • 聞き手:高群佐知子 女流三段
  • 読み上げ:高橋 和 女流三段

109手にて深浦九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の深浦康市九段は、9月26日(土)に高松市で行われる「二回戦第四局 四国大会」でシード棋士の森内俊之九段と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・青野九段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、郷田王将は「深浦九段は同世代で、修業時代からずっと戦ってきている相手です。お互い手の内は分かっています。『JTプロ公式戦』は持ち時間が短い棋戦ですので、読みを確認する時間はありません。直感で勝負です。指している方も見ている方もスリリングな戦いになります」。対する深浦九段は「郷田王将とはここ数年だいぶ対局していますが、私の方はあまり相手のことは分かっていません(笑)。『JTプロ公式戦』への出場は棋士のステータスでもあります。私は昨年出場できなかったので、2年越しの気持ちを明日の対局にぶつけてみたいと思います。どうぞ応援のほど、よろしくお願いいたします」。と意気込みを語った。振り駒はと金が5枚で深浦九段の先手と決まる。

対局はお互いに得意の角換わり腰掛け銀に進み、後手の郷田王将は端の一手を省略して△6五歩から先攻する工夫を見せる。深浦九段の封じ手▲6六銀、その後の▲4五歩〜▲6七金右のバランスの取れた指し手に対して、郷田王将が△7六歩から強襲を図るが、何か誤算があった模様。最後は深浦九段が入玉を狙う郷田玉を捕えて2年ぶりの出場を勝利で飾り、二回戦進出を決めた。なお、大盤解説の青野九段の講評は以下の通り。

「郷田王将が先手なら横歩取りになる可能性がありましたが、深浦九段が先手になったので、予想通り、角換わり腰掛け銀になりました。後手番の郷田王将は、端歩の一手を保留して△6五歩〜△7五歩と先行する工夫を見せました。ここで深浦九段は短い持ち時間のほとんどを投入しての長考になりましたが、封じ手の▲6六銀、そしてその後の▲4五歩〜▲6七金右がバランスの取れたうまい手順だったと思いますね。続く△7六歩と取り込んだのは強い手で、ここから激しい攻め合いになりましたが、郷田王将に何か誤算があったのではないかと思います。△4六角に対して▲6四角の合わせを軽視したのではないでしょうか。と金を2枚作られてからはいけません。先手は歩切れでしたが、67手目の▲3五歩がうまい手で、これで歩切れを解消し、攻めがつながりました。感想戦で郷田王将は『▲6七金右は初めてで、よく分からなくなりました』『最悪の手順を選んでしまった』と言っていました。△7六歩では、先手と同じように△4三金右とするか、△2二玉と入るか、何か別の手があったのだと思います。深浦さんの指し回しが見事でしたね」。

勝利棋士 深浦九段のコメント

ある程度は予想していましたが、角換わり腰掛け銀になりました。対局前に予想を立てておくかどうかですか? もちろん多少は考えたりはしますが、なかなか予想が当たることは少ないのです(笑)。本譜の進行も予想外でした。後手からの△6五歩▲同歩△7五歩は、前から水面下で現れたりしていた手順ですが、よく分からなかったので長考になってしまいました。その局面で封じ手になりましたので、潰れないように指すことを心掛けました。封じ手の▲6六銀や、その後の▲4五歩△同歩▲6七金右がそれです。バランスを整える感じにして立て直せたのが良かったですかね。▲6三歩成に対する△同金を見て、少し良いのかなと思いました。それ以降は入玉されないように心掛けました。▲4一金で飛車を捕獲して、というあたりです。

幸先の良いスタートを切れたのは正直うれしいですね。この勢いで次の強敵(森内九段)に当たりたいです。

棋譜

深浦康市 九段
郷田真隆 王将
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで109手で先手の勝ち

消費時間=10分10分

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