将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2018年度一回戦第二局

対局結果

開催日:7月28日(土)会場:夢メッセみやぎ 展示ホールB・C
松尾 歩八段
豊島将之棋聖
  • 解説:藤井 猛 九段
  • 聞き手:本田小百合 女流三段
  • 読み上げ:野田澤彩乃 女流1級

102手にて豊島棋聖の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の豊島棋聖は、9月15日(土)に香川県高松市で行われる「二回戦第二局」でシード棋士の羽生善治竜王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・藤井九段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、豊島棋聖は「(棋聖獲得について聞かれ)プロになって12年目ですが、タイトルを目標にやってきましたので良かったです。松尾八段は一手一手非常に深く読んで、慎重に指していく方だと思います。明日は早指しですので、勢いよく挑戦していくつもりで頑張りたいと思います」。一方、松尾八段は「(『JTプロ公式戦』初出場は)多くの方に見ていただき、棋士としてうれしいですし、光栄なことだと思っています。豊島棋聖と盤を挟んで感じるのは、将棋に対する真摯な姿勢です。明日の対局は、私自身大変楽しみにしています。普段通り集中して頑張りたいですね」と意気込みを語った。

振り駒はと金が4枚で、松尾八段の先手と決まる。

相掛かりから前例のない力戦模様の戦いに。後手玉をにらむ▲1六角など、先手がペースを握ったかに見えたが、豊島棋聖は△8八角成〜△1五銀としてその角を消し、さらに△6二玉の早逃げで容易に決め手を与えない。難しい局面だったが、後手はギリギリの間合いで△3六歩と攻める。最後は豊島棋聖が先手玉を即詰みにして二回戦進出を決めた。なお、大盤解説の藤井九段の講評は以下の通り。

「序盤からよく分からない力戦になりました。先手は3筋から、後手は7筋から攻める展開になりましたが、後手は交換した角を一方的に手放させられて、先手のペースかという感じです。さらに51手目▲1六角が後手玉をにらんだ厳しい一着で、やや先手の模様が良さそうに思っていたんですが……。でも、強い人の将棋はこういうものかなという感じですね。一見悪そうに見えても、そこから離されないんです。△8八角成から△1五銀の切り返し、そして△6二玉の早逃げがやはりうまい手でした。8八の壁金も結果的にたたりました。▲9一角成に対して、豊島棋聖の80手目△3六歩が地味ながら攻めの決め手でした。普通は馬を作られたら、すぐに消しに行きたいところなんですが、△3六歩でギリギリ間に合っているというわけです。桂を取って、もう一度△3六歩とした手が、最後先手玉を詰ます拠点の歩になりました。非常に難しい将棋でしたが、いろいろプロの技が見られた熱戦だったと思います」。

勝利棋士 豊島棋聖のコメント

難しい将棋でした。序盤から攻め合いになりましたが、ずっと自信がありませんでした。

49手目▲4六銀に対して本譜は△3四飛と回りました。本当はその代わりに△8六歩▲同歩△同銀としたかったのですが、▲7六飛と取られる手があり、よく分かりませんでした。

▲1六角からの攻めが厳しかったので、△8八角成〜△1五銀は非常手段です。その後の△6二玉も直感です。その方が序盤で△9五歩と端を突き越した手も生きますから。

ずっと自信はなかったのですが、84手目二度目の△3六歩と打って感触が良くなったと思いました。

二回戦は羽生竜王です。また戦えることがうれしいですし、勢いよく指したいと思います。

棋譜

松尾 歩 八段
豊島将之 棋聖
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで102手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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