将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2018年度二回戦第二局

対局結果

開催日:9月15日(土)会場:サンメッセ香川 大展示場
豊島将之棋聖
羽生善治竜王
  • 解説:畠山 鎮 七段
  • 聞き手:香川愛生 女流三段
  • 読み上げ:宮宗紫野 女流二段

120手にて羽生竜王の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の羽生竜王は、10月21日(日)に愛知県名古屋市で行われる「準決勝第一局」で渡辺明棋王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・畠山七段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、羽生竜王は「豊島棋聖はここ1、2年『JTプロ公式戦』で優勝したり、タイトルを獲得したり、各棋戦で活躍されており、強敵です。明日は大勢の前での公開対局ですので、こどもたちに負けないよう元気のある将棋をお見せしたいと思います」。一方、豊島棋聖は「羽生竜王は私が将棋を覚える前からタイトルをずっと持っている棋士です。対戦できるのを光栄に思います。『JTプロ公式戦』は時間の短い棋戦ですので、集中して自分らしい思い切りの良い将棋が指せるよう頑張ります」と意気込みを語った。

振り駒は、と金が4枚で豊島棋聖の先手と決まる。

角換わり腰掛け銀から、お互い一段飛車に構える流行の形。お互い間合いを探る展開から、51手目▲2五桂に対し、後手は△4五歩〜△4六歩と応じて、「角桂と金銀の交換の形は見たことがありません」(羽生竜王)という、一気に激しい流れに。馬を作って主導権を握った羽生竜王が、そのまま逃げ切ってベスト4進出を決めた。なお、大盤解説の畠山七段の講評は以下の通り。

「角換わり腰掛け銀の最新形になりました。お互いどの形で待つか、現在テーマとなっている一つです。非常に難しいのですが、『間合い』の攻防ですね。53手目▲3三桂成に対し、後手が手抜きして△4六歩と取り込んだのにはびっくりしました。角桂と守りの金銀の交換です。ただ、そこから羽生竜王が主導権を握ったと思います。△8六歩に対し、▲同歩は△8五歩▲同歩△7五歩のような攻めがあり、豊島棋聖はそれを嫌ったようです。△4七歩のくさびが大きいんです。いつでもと金で攻めることができますから。96手目△5八飛が攻防の一手でした。7八の地点を狙いつつ、真の狙いは先手の5三とを抜くことなんです。この相手の攻め駒を外して、羽生竜王が勝ちを決めました。寄せの決め手は最後の△3九龍で、これで先手玉に受けはありません。本局は羽生竜王の踏み込みが功を奏した一局だったと思います。豊島棋聖に目立った悪手はないのですが、羽生竜王が微差をずっと維持して、そのまま勝ち切りました。それって本当は非常に難しいことなんです」。

勝利棋士 羽生竜王のコメント

角換わり腰掛け銀の最新形になりました。お互い間合いを図る展開で、非常に難しいテーマでもあります。

本局の▲2五桂〜▲3三桂成に△同金とする穏やかな展開もありましたが、角が逃げられたときにどうするかがよく分かりませんでした。本譜の角桂と金銀の交換はあまり見たことがありませんが、△8六歩からの攻めに期待しました。

途中、△4八角▲6九飛△5七角成▲5三歩成となった局面は、正しく指せればこちらが有利だったのかもしれませんが、はっきり良くなったと思ったのは、最後△5三飛成でと金を取ったところです。一気に寄せに行くと、銀がないので結局どこかで手が戻ってしまうので。

(準決勝の)渡辺棋王とは「JTプロ公式戦」では久しぶりの対戦になります。最近準決勝で負けることが多いので、そのジンクスを破りたいですね。

棋譜

豊島将之 棋聖
羽生善治 竜王
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで120手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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