将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度一回戦第一局

対局結果

開催日:6月22日(土)会場:石川県産業展示館 3号館西面
菅井竜也七段
久保利明九段
  • 大盤解説:藤井 猛 九段
  • 聞き手:山田久美 女流四段
  • 読み上げ:飯野 愛 女流初段

152手にて久保九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の久保九段は、8月31日(土)に北海道札幌市で行われる「二回戦第一局」でシード棋士の広瀬章人竜王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・藤井九段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、久保九段は「『JTプロ公式戦』は出場できることが大変ですし、プロ棋士のステータスでもあります。菅井七段は若いころから注目されている棋士です。よりによってこの舞台で当たるかという感じですが、最近2年間は一回戦負けが続いていますので、結果を出せるように頑張りたいですね」。一方、菅井七段は「私が『テーブルマークこども大会』に出場したとき、久保九段が対局者で来られていて、記念写真を撮ってもらったことがあります。久保九段は昔から一番上のクラスで活躍する憧れの棋士であり、今回対局できることを大変うれしく光栄に思っています。明日は『プロ棋士はすごい』というところを見てもらえるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

振り駒は、と金3枚で菅井七段の先手と決まる。

先手の中飛車に対して、後手は三間飛車の相振り飛車に。封じ手直後、先手の菅井七段が▲9五歩と仕掛け、後手はじっくりと陣形を立て直す展開となったため、以下長い中盤戦が続いた。
終盤美濃崩しの△3六桂が実現し、先手玉に詰めろがかかる形になり、やや後手ペースとなるも、先手の菅井七段は切り合いに持ち込んで、後手玉を追い込む。
最後は久保九段が菅井玉を即詰みに打ち取って、先輩の貫禄を見せた。なお、大盤解説の藤井九段の講評は以下の通り。

「両者は振り飛車党ですが、相振り飛車になったのは正直意外でしたね。対抗形となると思っていましたから。
▲7九角と引く手は珍しい手ですが、中飛車のときはないことはないんです。お互い端に狙いをつけてという戦いになりました。久保九段の52手目△8四銀に対して菅井七段は▲8五歩と香取りを防いで▲9八飛と引きましたが、あそこでは▲5五歩から▲3六飛と飛車を右に展開する手もあったかもしれません。
お互い手が難しい長い中盤戦になりましたが、久保九段は先手に手を与えないようにゆっくり厚く指す方針を貫きました。我慢の展開です。大山十五世名人のように『やってきなさい』という感じでしょうか。104手目△7五飛と回って後手が良くなったように感じましたが、それに対して菅井七段の▲5五歩がさすがの勝負術でしたね。△4五歩を喫して自爆にも見えますが、久保九段の抑え込みを突破して切り合いの勝負に持ち込んだ手です。これで最後まで難しい戦いになりました」。

勝利棋士 久保九段のコメント

菅井七段とは彼が奨励会のときから10年以上将棋を指している間柄です。ここで当たるかという感じです。研究会では対抗形になることが多いので、相振り飛車になったのはちょっと意外でした。先手になった菅井七段が居飛車を持つと思っていましたので。

封じ手のあと、すぐに端を詰められてポイントを上げられてしまったので、じっくりとした展開にせざるをえませんでした。相手に決め手を与えないように、我慢の将棋です。

105手目▲5五歩は突けないと思っていたのですが、あれで切り合いに持ち込まれて、危ない思いをしました。後手玉は偶然残っていたという感じです。何かあってもおかしくないと思っていました。

△5六飛が勝負を決めた手? そうですね。歩を打つ手もあったんですが、先手の飛車を外すのが一番早いので。

最近2年間は一回戦負けが続いていたんですが、今回ようやく勝ててホッとしています。この流れを生かして、次の一戦一戦、地道に勝ち上がっていきたいですね。

最近、月30kmを目標に走り込みをしているんです。体重を減らさないと足のしびれがキツイので。おかげさまで今日はあまりしびれずにすみました。

棋譜

菅井竜也 七段
久保利明 九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
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10手進める
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棋譜を反転

まで152手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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