将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度一回戦第四局

対局結果

開催日:8月11日(日・祝)会場:福岡国際センター
藤井聡太七段
三浦弘行九段
  • 大盤解説:山崎隆之 八段
  • 聞き手:竹部さゆり 女流四段
  • 読み上げ:真田彩子 女流二段

180手にて三浦九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の三浦九段は、9月21日(土)に香川県高松市で行われる「二回戦第四局」でシード棋士の豊島将之名人と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・山崎八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、三浦九段は「藤井七段が奨励会のときに一緒に合宿をしたことがあり、その縁で対局中継などではつい藤井七段の応援をしています(笑)。その後、詰将棋を解く速さを実際に見て本物だと思いました。胸を貸すという余裕はありません。親の敵と戦うつもりで頑張りたいです」。一方、藤井七段は「『JTプロ公式戦』は憧れの舞台ですので、出場することができて非常にうれしいです。三浦九段にはプロになる前に将棋を教えていただいたことがあります。終盤の踏み込みが鋭い印象です。大勢の皆さんの前での対局ですので、全力を尽くしたいと思います」と意気込みを語った。

振り駒は、と金が4枚で藤井七段の先手と決まる。

先手の横歩取りに後手の三浦九段は△4一玉△5一金と構える注文を見せる。桂得になった三浦九段が優勢に進行したが、一瞬のスキを突いて藤井七段も反撃に。93手目▲7三馬〜▲6一銀としたあたりではすわ逆転かというムードもあったが、三浦九段は飛車を見捨てて中段に逃げて、捕まらない形に。
藤井七段が生まれた2002年にも「JTプロ公式戦」に出場している三浦九段が経験の差を生かして難敵を下し、二回戦に進出した。なお、大盤解説の山崎八段の講評は以下の通り。

「横歩取りになりましたが、後手の三浦九段は△4一玉〜△5一金とめったに見ない形を選択しました。時間の短い棋戦で、相手は初出場の藤井七段、さらに彼が真面目に考える性格だとわかっていますので、時間を削りに行く作戦だったのではないでしょうか。
封じ手のところで、▲7二歩とする手はあったと思います。以下△同金▲3五角△2五飛▲5三角成△4二銀▲8六馬となってこれも一局でしたが、藤井七段はそれを見送ったので長い中盤になりました。
三浦九段は桂得から銀得になり、やや指しやすくなったと思いますが、72手目△5五銀打と決めに行ったことで、藤井七段にチャンスが巡ってきました。▲7三馬〜▲6一銀とした局面は藤井勝ちになったのかと思ったくらいです。しかし実際は△6四銀〜△5四銀と手厚く投入されて少し足りなかったみたいです。
三浦九段は飛車を見捨てて中段に逃げて、捕まりにくくなりました。自玉を安全にして攻めを焦らず、藤井七段の攻撃力を使わせないようにする方針です。具体的には140手目△4七金と手厚く打ったのが勝ちを決めた手だと思います。
藤井七段も中盤猛追したあたり、その片鱗を見せましたが、三浦九段の作戦がズバリとハマりました。会心の勝利だったのではないでしょうか」。

勝利棋士 三浦九段のコメント

今日の戦法ですが、後手番になったらやろうと思っていた作戦です。有利になるとかということではなく、後手番としてはまずまずの分かれだったら成功という考えです。
△2四歩と打ってから桂得になりましたが、2二の飛車がまるで飛車落ちですから、思っていたよりも大変で、もしかしたら判断ミスということもあったのかもしれません。
95手目▲6一銀は負けても取るしかありません。113手目▲4一馬に対しても△7二飛と逃げると、▲2三金〜▲2四金と角を攻められて大変です。飛車を見捨てた方がむしろ負けにくくなると思って中段に逃げました。あとは自玉を安全にしてじっくりと攻める方針を貫きました。
次は豊島名人ですか? トーナメント表を見たときに厳しいブロックだなと思いましたが、次も気合を入れて頑張りたいですね。

動画

棋譜

藤井聡太 七段
三浦弘行 九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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棋譜を反転

まで180手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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