将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度二回戦第二局

対局結果

開催日:9月7日(土)会場:グランメッセ熊本 展示ホールC・D
深浦康市九段
佐藤天彦九段
  • 大盤解説:豊川孝弘 七段
  • 聞き手:本田小百合 女流三段
  • 読み上げ:野田澤彩乃 女流1級

99手にて深浦九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の深浦九段は、9月28日(土)に愛知県名古屋市で行われる「準決勝第一局」で広瀬竜王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・豊川七段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、深浦九段は「熊本は修学旅行でも来たことがあります。昨年は解説者でしたが、今年は対局者として来ることができてうれしく思います。佐藤(天)九段とは、彼が奨励会三段のときに一緒に研究会をやっていました。九州の宝ともいうべき棋士ですので、今回『JTプロ公式戦』の舞台で戦えることを光栄に思います。皆さんの記憶に残るような将棋を指したいと思います」。一方、佐藤(天)九段は「熊本の玉名市での将棋寺子屋合宿には私も小学生のときに参加しており、プロになってからは講師として参加しています。深浦九段は奨励会のときからお世話になっている先輩で、九州男子らしく熱血で、粘り強く指されます。同じ九州出身の棋士と戦えるのは感慨深いものがあります。皆さまがワクワクされるような将棋をお見せしたいと思います」と意気込みを語った。

振り駒は、歩が3枚で深浦九段の先手と決まる。

流行の「角換わり腰掛け銀」になるが、後手の佐藤(天)九段は△9五歩からの新しい仕掛けを見せ、後手の攻め、先手の受けという展開に。
先手の深浦九段は、中段への逃げ出しに活路を見いだし、後手の攻めをギリギリかわし切り、2年ぶりの準決勝進出を決めた。なお、大盤解説の豊川七段の講評は以下の通り。

「今、プロの間で一番流行っている『角換わり腰掛け銀』になりました。52手目、佐藤(天)九段が△9五歩から仕掛けを敢行しました。たぶん新手です。局後の感想戦ではちょっと強引だったかもということでしたが、先手は桂頭を受けるのが難しいんです。結局封じ手の局面で、深浦九段は桂損はやむなしとして、▲4六角とこの角打ちに期待しました。
後手は68手目△8四角の両取りから、攻めの継続を図りますが、角を手離したので、先手とすると受け切れば勝ちという展開になりました。△9六桂の王手に対し、力強く▲9七玉と上がったのはそういう意味です。
後手は78手目△9四香と取られそうな角にヒモを付けたのですが、感想戦ではそこで△7二金という手が上がりました。以下▲6四香△9四香▲6一香成△7七角成▲8五玉△8三金で、これなら後手にワンチャンスあったかもしれません。
玉を中段に逃げ出してから、91手目▲6九飛が『味良し道夫』の一手でした。2九で眠っていた飛車の活用ですが、後手は歩切れなので適当な受けがないんですね。優勢になってからの深浦九段の指し手が手厚く冷静でした」。

勝利棋士 深浦九段のコメント

最新の流行形になりました。玉の位置とかが微妙に関係しているんです。▲4五桂と跳ねる仕掛けもちょっと考えました。先手だったので封じ手があるのですが、解説の豊川七段がダジャレに夢中で、一向に封じ手にしてくれないのでしびれてました。
後手の△9五歩からの仕掛けは、初めて見たので「怖い」というのが第一感です。後手は△8四角~△9六桂と攻めてきましたが、普通に玉が逃げるのでは攻めが続いてしまいます。▲9七玉と上がる手に活路を見いだしました。でも優勢を確信するまではとても長く感じました。
これでベスト4ですが、広瀬竜王には大事なところで当たっているので、しっかり研究していい将棋を指したいですね。

棋譜

深浦康市 九段
佐藤天彦 九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
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棋譜を反転

まで99手で先手の勝ち

消費時間=10分10分

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