将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度二回戦第三局

対局結果

開催日:9月14日(土)会場:広島サンプラザホール
羽生善治九段
渡辺 明JT杯覇者
  • 大盤解説:糸谷哲郎 八段
  • 聞き手:香川愛生 女流三段
  • 読み上げ:石本さくら 女流初段

118手にて渡辺JT杯覇者の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の渡辺JT杯覇者は、10月26日(土)に大阪府大阪市で行われる「準決勝第二局」で二回戦第四局勝者と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・糸谷八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、渡辺JT杯覇者は「私はヤクルトファンなので、広島はビジター感がハンパないです。(ポスターについて触れられて)写真はカメラマンの方に非常に良く撮っていただきました。羽生九段は30年以上活躍されているレジェンド中のレジェンドで、目標にしている存在です。今回は初戦が羽生九段と厳しいですが、大勢の皆さんの前で対局しますので頑張りたいですね」。一方、羽生九段は「(30年連続出場について触れられて)ふと気がついたら出場者最年長になってまして。もう語り部みたいな感じです。渡辺JT杯覇者は10代から活躍されてますが、昨年の『JTプロ公式戦』優勝を含め、進境著しいという印象です。実は渡辺さんとは久しぶりの対戦ということもありますので、内容的に中身の面白い将棋が指せればいいなと思っております」と意気込みを語った。

振り駒は、と金が5枚で羽生九段の先手と決まる。

「相掛かり」の序盤から、後手の「腰掛け銀」に対し、先手は棒銀の展開に。封じ手の▲6八金右を見て、渡辺JT杯覇者が猛然と攻めかかる。羽生九段は防戦に手を尽くすが、後手の攻めは切れない。入玉にいちるの望みを託すも、最後は渡辺JT杯覇者が先手玉を即詰みに討ち取って準決勝進出を決めた。なお、大盤解説の糸谷八段の講評は以下の通り。

「類を見ない『相掛かり』の将棋になりました。先手は▲2五銀が威張っていて、後手は△2二角・△3三銀が苦しい形なんです。先手がやや作戦勝ちかという局面ではないかと思います。
羽生九段は封じ手で▲6八金右としましたが、先手の角が6八に引けないこのタイミングで、渡辺JT杯覇者が攻めかかりました。角が6八に引ければ、この攻めはなかったかもしれませんね。局後、羽生九段は『△1三角と出られてからは何かちょっとずつ苦しい気がする』という感想がありました。△1三角に対して、▲2四歩△同銀▲同銀△同角▲1一角成△5七桂成▲4六香のような展開もあったかもしれません。64手目△3九角からは後手の攻めが完全に刺さっていると思います。
羽生九段は相手の飛車を詰まして、上部脱出に活路を見いだそうとしますが、100手目△7五金~△8五金の捨て駒が三手一組の見事な手順で、先手の入玉を完全に阻止しました。最後は先手玉をきれいに即詰みに討ち取りました。一局を振り返りますと、渡辺JT杯覇者がうまく攻めをつなげていった一局だったと思います」。

勝利棋士 渡辺JT杯覇者のコメント

「相掛かり」の序盤で、少し作戦負けのような感じになりましたが、後手番なので仕方ないとも言えます。封じ手のところでは、▲7五歩や▲1四銀のような攻める手もあったと思いますが、羽生九段はそれらを見送って▲6八金右と固めてきました。もう後手からすると、攻めるしかありません。
△1三角の時点ではまだ手が広いので何とも言えませんが、△3九角~△6五銀は結構気持ちの良い手順で、優勢になったかなと。
(羽生九段に入玉を目指される展開に)いやあ、4年前の中国大会(広島)での持将棋を思い出しましたよ。またか、って。ディフェンディングチャンピオンとして、一コロではカッコつかなかったので、勝てて良かったです。次の準決勝までは少し空きますし、まだ対戦相手も決まってませんから、少しリフレッシュしてまた頑張りたいですね。

動画

棋譜

羽生善治 九段
渡辺 明 JT杯覇者
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
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10手進める
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棋譜を反転

まで118手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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