将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度二回戦第四局

対局結果

開催日:9月21日(土)会場:サンメッセ香川 大展示場
三浦弘行九段
豊島将之名人
  • 大盤解説:阿久津主税 八段
  • 聞き手:伊藤沙恵 女流三段
  • 読み上げ:山根ことみ 女流初段

111手にて三浦九段の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の三浦九段は、10月26日(土)に大阪府大阪市で行われる「準決勝第二局」で渡辺明JT杯覇者と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・阿久津八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、豊島名人は「三浦九段は私が20歳前後くらいのときに将棋を教わったことがある先輩です。将棋だけでなく、いろいろ教わって非常に勉強になりました。『JTプロ公式戦』は公開対局ですので、会場に来てくださった皆さまに迫力ある将棋をお見せできるよう、頑張りたいと思います」。一方、三浦九段は「豊島名人は『序盤・中盤・終盤とスキがない』というので有名ですが、先ほど私を持ち上げた話をされたように、人間としてもスキがなくなって完璧になっています。明日は名人という厳しい相手ですが、皆さんに注目していただけるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

振り駒は、と金が3枚で三浦九段の先手と決まる。

「相掛かり」の序盤から、先手三浦九段は▲7八銀型の「ひねり飛車」を採用。先手は封じ手の▲6五歩から攻撃を開始、お互い一歩も引かない強気の応酬が続く中盤戦となるが、三浦九段が最後に後手玉を即詰みに切って落とし難敵を下した。
準決勝は10月26日(土)大阪大会で渡辺JT杯覇者と対戦する。なお、大盤解説の阿久津八段の講評は以下の通り。

「三浦九段の趣向を凝らした『ひねり飛車』に対し、豊島名人は堂々と自然に応じました。局後、豊島名人は『あまり指したり考えたりしたことのない戦法』という感想がありました。早指しの棋戦ですので、先手とすれば相手の研究を外して自分のペースに持ち込んだと言えると思います。
▲6五歩と仕掛けてからは、お互い『この一手この一手』という感じで、両者一歩も引かない攻防が続きました。56手目△6二飛〜△8六歩が好手で、この局面ではもしかすると後手が良くなっているかもしれませんが、ただ全体としては先手が少し残していたという感じがします。
85手目▲4四歩〜▲4三歩成が後手の守りを崩す手順になりました。決め手と言えるでしょう。後手に歩がもう一枚あればという局面もありましたが、最後は三浦九段が見事に後手玉を即詰みに討ち取りました。三浦九段の快勝だったと思います。手に汗を握るような大熱戦だったので、観客の皆さんも満足いただけたのではないでしょうか」。

勝利棋士 三浦九段のコメント

「ひねり飛車」は作戦でしたが、全部決めていたというわけではなく、後手の△4二玉を見て▲7八銀型にしました。
「▲9七角・▲7七桂」の形は5三の地点を狙う筋があったり、いろいろ細かい含みがあるんです。
45手目▲6五歩と行きましたが、封じ手でなくても攻めるつもりでした。中盤からはお互い後戻りができない戦いになりましたが、とにかく前を向いて攻めました。途中後手が、66手目△1九銀成と香の方を取る手や68手目△3六飛とする手もあり、それぞれ難しかったと思います。
最後詰ますことができましたが、▲6五桂と跳ねる手がぴったり利いているんです。この変化で▲8六角の顔が立ったのがうれしいですね。
これでベスト4ですが、私の場合、優勝しないと来年「JTプロ公式戦」には出場できないと思っています。来年出場するためにも、優勝目指して頑張りたいですね。

動画

棋譜

三浦弘行 九段
豊島将之 名人
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで111手で先手の勝ち

消費時間=10分10分

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