将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度準決勝第一局

対局結果

開催日:9月28日(土)会場:ポートメッセなごや 第3展示館
深浦康市九段
広瀬章人竜王
  • 大盤解説:杉本昌隆 八段
  • 聞き手:村田智穂 女流二段
  • 読み上げ:中澤沙耶 女流初段

116手にて広瀬竜王の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の広瀬竜王は、11月17日(日)に千葉県千葉市で行われる「決勝戦」で準決勝第二局勝者と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・杉本八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、広瀬竜王は「今回『JTプロ公式戦』で初めて準決勝に進むことができました。ですので東海大会も初めてになります。深浦九段は手厚い棋風そして粘り強い指し回しで、対戦相手としてまったく気の抜けない相手です。明日は決勝進出を目指して頑張りたいと思います」。一方、深浦九段は「私は長崎出身なのですが、こどものころ、福岡大会や熊本大会でプロの将棋を見て感激した記憶があります。広瀬竜王には大事なところでやられているイメージがありますので、明日は大勢のこどもたちの前でいい将棋が指せるよう一生懸命頑張ります」と意気込みを語った。

振り駒は、と金が3枚で深浦九段の先手と決まる。

「角換わり腰掛け銀」から、広瀬竜王の△4四銀で前例から離れて手将棋に。お互いに攻め合う難解な中盤戦が続く。広瀬竜王は△6六銀〜△7六桂、80手目△6五桂〜△5七桂成の好手順でペースをつかみ、最後は先手玉を即詰みに討ち取って、初の決勝進出を決めた。なお、大盤解説の杉本八段の講評は以下の通り。

「序盤、『相掛かり』かと思いきや『角換わり腰掛け銀』になりました。深浦九段は『銀矢倉』に構えてじっくりした将棋に持ち込もうという方針です。
広瀬竜王は45手目▲3五歩に対し△4四銀と上がり、棋聖戦の前例から離れ、お互いに桂頭を狙う攻め合いになりました。一手一手が難しい将棋でした。
53手目▲4五角の強手があり、どちらかと言えば先手のペースかと思ったのですが、広瀬竜王も後手らしくぴったり付いて離れません。深浦九段の▲5六銀のぶつけに対し、△6六銀のタダ捨てから△7六桂が入って後手の流れになった気がします。
80手目に跳ねた△6五桂ですが、局面が進んでみると邪魔な駒になっているんです。そこで先手の▲8三金に対して94手目△5七桂成が詰将棋の邪魔駒消去の手筋のような手でした。この手が決め手で後手が勝ちになりました。先手は持駒に歩がないので、反撃の手が続かないんです。
本局は中盤から手に汗を握る攻め合いになり、非常に難しい将棋でした。終盤▲6七桂と受けた手なども深浦九段らしい頑張りでした。非常に中身の濃い将棋だったと思います」。

勝利棋士 広瀬竜王のコメント

序盤の「なんちゃって角換わり」は最近多いんです。▲7八金を見ないと「相掛かり」かどうかはっきりしないんです。▲2五歩と早めに決めるのは後手の「雁木」を消す意味もあります。まあ、好みの問題もあるんですが。
△4四銀と前例を離れてからは手探りの将棋になりました。一手一手精査しないとよくわかりません。△6六銀〜△7六桂で▲7七玉と相手の玉が見えたので、ようやくペースをつかんだかと思いました。▲9八玉も難しいと思います。△5七桂成〜△6七成桂が実現して勝ちになったと思いました。
本局は納得できる内容の将棋が指せました。最終盤で間違えずに競り勝てたのがそれです。決勝まで時間があるようで、対局がたくさん付いており、あっという間かもしれません。決勝も内容のいい将棋を指したいと思います。

棋譜

深浦康市 九段
広瀬章人 竜王
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで116手で後手の勝ち

消費時間=10分10分

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