将棋日本シリーズ JTプロ公式戦/テーブルマークこども大会

日程&結果

2019年度準決勝第二局

対局結果

開催日:10月26日(土)会場:丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館) メインアリーナ
渡辺 明JT杯覇者
三浦弘行九段
  • 大盤解説:稲葉 陽 八段
  • 聞き手:室田伊緒 女流二段
  • 読み上げ:長谷川優貴 女流二段

69手にて渡辺JT杯覇者の勝利

棋譜
  • タイトル・段位は大会開催時点のものです。

勝者の渡辺JT杯覇者は、11月17日(日)に千葉県千葉市で行われる「決勝戦」で広瀬竜王と対局!!

講評/勝利棋士コメント

大盤解説者・稲葉八段の講評

前夜祭での両者のコメントでは、渡辺JT杯覇者は「今回は二回戦からの出場でしたが、ディフェンディングチャンピオンの立場なので、一つ勝ってホッとしているところです。三浦九段は藤井七段、豊島名人を倒してきている強敵です。明日はこども大会の参加者を含め、大勢の皆さまの期待に応えられるような将棋を指したいと思います」。一方、三浦九段は「準決勝に出られて非常に光栄です。藤井七段には今のうちしか勝てないかもしれませんし、豊島名人との将棋もアウェイの雰囲気の中、私としてはいい将棋が指せました。渡辺JT杯覇者は各棋戦を勝ちまくっている大変な強敵です。明日はハラハラドキドキする面白い将棋を見せられたらと思っています」と意気込みを語った。

振り駒は、歩が3枚で渡辺JT杯覇者の先手と決まる。

「相掛かり」の出だしから、お互いに相手の研究を警戒して前例のない手将棋となったが、封じ手の21手目▲2三歩から一気に終盤モードに。2枚替えで駒得した先手がペースをつかみ、後手陣を徐々に包囲してそのまま押し切った。渡辺JT杯覇者は連覇を目指して、広瀬竜王との決勝に臨む。なお、大盤解説の稲葉八段の講評は以下の通り。

「序盤はお互いに警戒して、細かい駆け引きの手将棋となりました。そのため長考合戦となって持ち時間が減ったため、20手目の局面で封じ手にしました。
専門的なことを言えば序盤の△1四歩が緩手かもしれません。時間の短い将棋なので、そこを突き詰めて優勢にするのは簡単ではありませんが、渡辺JT杯覇者は封じ手の▲2三歩から決戦に踏み込んで、先手ペースに持ち込みました。
先手からの▲1二飛が厳しいので、△2四角打と角をつなぐのは仕方ないところですが、得した香を▲4六香と打たれて、角2枚を止められては後手は苦しい展開です。
▲8三桂〜▲8二飛〜▲8一銀とちょっと変わった攻めですが、先手は豊富な駒で攻めていますから、後手に適当な受けはありません。その上、角を止めるために打った▲4六香が61手目▲4三香成と成り込んで、挟み撃ちの形が実現しては勝負あったという感じです。短手数の将棋でしたが、非常にスリリングな内容だったと思います」。

勝利棋士 渡辺JT杯覇者のコメント

▲2六歩△3四歩▲2五歩に対して普通は△3三角ですが、こっちの注文を警戒して変則的な出だしになりました。△1四歩を見て▲3四飛としましたが、後手もそれを誘っている意味もあるんです。手の選択がいろいろある局面でちょうど封じ手になったのは、展開のアヤとはいえツイていたかもしれません。
途中からは駒得を生かして、攻めが切れないようにポカに注意して攻めました。59手目▲7六玉でゼロ手で桂を補充できたので、勝ちを確信しました。
「JTプロ公式戦」はずっと負け越していたんですが、最近ようやくこの短い将棋に慣れてきたというか。こんなに出場しているのに、今さら慣れたもないんですが(笑)。連覇を狙う機会はなかなかないですし、せっかくのチャンスなので目指したいですね。

棋譜

渡辺 明 JT杯覇者
三浦弘行 九段
(持ち時間各10分間)
【操作方法】
開始局面を表示
10手戻す
1手戻す
1手進める
10手進める
投了図を表示
棋譜を反転

まで69手で先手の勝ち

消費時間=10分10分

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