森林保全活動「JTの森 中辺路」
和歌山県、田辺市との森林保全協定を2027年3月まで延長

2025/01/16

JTは、2025年1月に満了を迎える「JTの森 中辺路(なかへち)」の協定を延長し、2025年1月から2027年3月までの2年3カ月間、3期目の活動に取り組みます。

JTは2005年1月に和歌山県の推進する「企業の森」事業に参画し、最初のJTの森となる「JTの森 中辺路」が誕生しました。以来、和歌山県、田辺市、中辺路町森林組合とともに2期20年間にわたり、世界遺産の熊野古道の周辺にある伐採跡地への苗木の植栽や育林などの森林保全活動に取り組んできました。その結果、木がほとんどなく、土や石がむきだしだった山肌は緑を取り戻し、水源涵養(かんよう)などの森林の公益的機能が発揮されているところです。

2期の活動においては、広葉樹の苗木を守るための獣害対策や下刈り、獣害を受けた箇所の補植を行い、継続的な保育に取り組んだほか、1期に植栽したヒノキ林が健全な森林へと生長するよう必要な整備を実施しました。また、土砂流出防止や生態系の保全を企図し、1期事業地に隣接した人工林の間伐を行い、樹木の間隔の適正化を図りました。3期目は、引き続きヒノキ林の適正な保育活動を実施するとともに、人工林についても必要な整備を行い、地域の方々とJTグループ従業員の交流に繋がる協働の森づくりを進めていきます。

JTグループは、責任ある地域コミュニティの一員として、自然・社会・人間の多様性に価値を認め、「格差是正」、「災害分野」、「環境保全」の3領域を重点課題と位置づけ、様々なステークホルダーとともに社会貢献活動に取り組んでいます。「環境保全」領域のプログラムである「JTの森」は全国9箇所で展開しており、自治体、森林組合等とのパートナーシップと、従業員ボランティア参加型の森林保全活動を通じた地域コミュニティとの交流を特徴としています。

今後も、健全で豊かな環境が将来の世代に引き継がれるよう、より良い環境の創造に向けた積極的な取り組みを進めていきます。

「JTの森 中辺路」活動内容 概要

実施地

和歌山県田辺市中辺路町大字野中

面積

53.72ヘクタール

森林概要

サクラ・モミジ・コナラ・ヒノキ等

活動内容

補植、下刈り、除伐、間伐、歩道整備等

活動期間

2年3カ月間(2025年1月~2027年3月)