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人事部長、山浦さんの写真

人事部長、かく語りき。
変化を楽しめる人と、これからのJTを。

Profile プロフィール

1997年入社
人事部長
山浦 淳一 Junichi Yamaura

1997年JT入社。飲料事業部にて営業を経験した後、食品事業部、グループ会社への出向など主に食品事業に携わる。その後、経営企画部にて事業戦略・新規事業を経験。2018年にグループ会社の富士食品工業株式会社へ取締役執行役員企画管理担当として出向。2022年人事部長に就任。

真剣にインタビューに答える人事部長の写真

さあ、みんなで変化を楽しもう

JTは、長年たばこという嗜好品を主軸としてビジネスを展開してきました。ご存知のように、たばこを取り巻く環境は大変厳しいものがあります。険しい道のりの中、私たちはグローバル化に活路を見出し、常に新しい挑戦を続けてきました。1999年に世界的なたばこメーカーであるRJレイノルズ(※)から米国外のたばこ事業を取得し、販路を拡大。国ごとの文化や法規制の違いという荒波の中、世界の多様な地域にビジネスを広げています。

その間、加熱式たばこという新たな市場にも踏み出しました。「デバイス?リチウムイオンバッテリー?」と、新たな領域の行く手には必ず新しい知見が必要になります。これまでのやり方が通用しない。そんな場面に何度も直面します。これは、たばこ業界に限らず日本のあらゆる産業、あらゆる企業が抱える共通の課題ではないでしょうか。

変化の真っただ中に立たされたとき、「どう感じるか」これはとても大切なことだと思っています。よく言われていることですが、日本の、特に製造業は、画一的な商品を大量につくって売るのは得意です。その半面で、これまでのやり方を変えるのは少々苦手。でも、私たちが置かれた環境は、もう変わるしかないという状況なのです。これは、ある意味ラッキーなことだと思っています。しかも、JTには変化を楽しめる人がたくさんいます。みんなでビジョンを共有しながら、これからのJTをつくろう!そんな気運に満ちあふれています。

(※)R.J.レイノルズ・タバコ・カンパニー

JTについて話す人事部長の写真

One Teamで、グローバルNo.1へ

JTは、世界のたばこメーカーの中で現在3位というポジションにいます。いつまでもこの位置に甘んじているわけにはいきません。我々は、2030年にはグローバルNo.1になるという目標を掲げています。そのための大きな礎となるのが、「One Team」という構想です。これまで、日本とそれ以外の国で分かれていたレポートラインを統一しようとしているのです。

たばこ事業におけるヘッドクォーター(本社機能)をスイスのジュネーブに置き、日本をはじめその他の国を統括するイメージです。

ジュネーブにあるJTインターナショナル本社は、もともとRJレイノルズの本部で、世界70以上の国と地域で事業展開しています。非常に標準化された仕組みや制度をもっているので、それを活用できるというメリットがあります。さらに、マーケティングや製造ライン、サプライチェーンなどでもグローバルでの連携を更に加速させていきます。当然ながら日本の社員が海外で活躍する機会が増えるし、世界各国の社員が日本に頻繁に来るようになります。国際交流が盛んになることは間違いありません。未だ日本の会社で真のグローバル化に成功した会社はほとんどないと思いますので、これを何としても成し遂げたいと考えています。

こうしたOne Teamの流れを受けて、日本の社内でも同様の変革が進んでいます。それが、コーポレートアジェンダ(※)に対する横断的業務遂行というもの。部門ごとの壁を取り払って、横断的に業務を遂行しようという新たな試みです。部門ごとの縦割りで仕事を行っていると大きな仕事はできず、本質的な課題解決にも至らない。経営層の重要課題にみんなで取り組む壮大なチャレンジとなります。オフィスもアドレスフリーで広々とした場所に移り、部門を超えて多様な社員と出会える仕組みと工夫を凝らしています。

(※)JTグループ全体の長期的な視点に基づいて取り組む経営課題

笑顔でインタビューに答える人事部長の写真

JTの中で、最も価値のある資産は「ひと」

私はグループ会社に長く出向していた経験から、外からJTをみる機会が多くありました。外からみたJTの魅力は、やはり「ひと」にあります。これは、私が入社した25年前から変わっていません。私が入社したきっかけもひとでした。学生時代の就職活動でJTの社員の方がすごく親身になって話を聞いてくださった。学生に対してあまり相応しくない対応をする企業もある中で、JTはそういうところが一切なく、フラットに接していただきました。あの25年前に感じたことは、入社後25年経った今でも、全く変わりません。

グループ会社への出向以外でも、飲料事業部、食品事業部、経営企画部、新規事業など、様々な部署で経験を積むことができました。そして今年の1月から人事部というこれまでに経験のない新しい分野にチャレンジすることになりました。事業企画や経営企画など、事業戦略を立案する部署が長かったこともあり、戦略と人事を繋げるのが自分のミッションだと思っています。事業戦略にマッチした人財の配置や採用、成長支援をどう担うのか。JTの中でも最も価値の高い資産である人財の可能性を見つめる仕事だけに、大きなやりがいを感じています。

こちらを見つめる人事部長の写真

多様性は、長い時を経て育まれた

JTで働くひとたちの魅力を、どうしたらうまく伝えられるか。これも私たち人事担当の重要な使命です。どの部署にも個性的な方が多く、それを会社が尊重してきた歴史があり、それが多様性という風土をつくり上げてきました。企業風土は、一朝一夕で出来るわけではなく、長い時間の積み重ねなのだと思います。フラットな人間関係とよく言いますが、これもお互いの個性をリスペクトしてきた長い時間の中で醸成されるもの。JTが培ってきた多様性やフラットな人間関係は、これからも大切にしていきながら、長く継承していきたい。先の見えない変革の時代、多様性は組織としての強みにもなるはずです。

主軸の商品が嗜好品というのも企業の風土を形成する上で影響を及ぼしていると思います。この商品がないと生活が成り立たないという必需品ではない。あると、嬉しいもの。忙しい日常の中の、ちょっとした隙間時間に心を満たしてくれるもの。その周辺に潜む遊び心みたいなものをみんなが大切にしていると感じます。それは、日常生活に寄り添うかたちで、心の豊かさや充足感を提供したいという想いが根底にあるからだと思っています。これまでは、たばこという商材でした。これからは、違う製品になるかも知れない。あるいは新たなサービスとなるかも知れない。いずれにしても、私たちの提供価値は人々の心に、ほのかな温もりを灯すこと。そこに価値を感じてくれる人がたくさん集まって、長い時を経て独自の企業文化が育まれたと言えます。

キャリアについて話す人事部長の写真

キャリアは会社ではなく、
自分がつくる

私たちは、こういう人財を求めるという定義をもっていません。多様性を競争力の源泉と考えているので、求める人財像というものを明確にしないことにしているのです。それでもあえて相性という観点で考えると、ポジティブな思考ということになるでしょう。冒頭にお話したように、現代は先の見えない変革の時代です。厳しい環境の中でも、ピンチをチャンスと捉えるような前向きさが大切。どんな状況に置かれても、それを楽しめるような人は相性が良いでしょうね。

採用活動でたくさんの学生さんと会うなかで、様々な話を聞き、刺激を受けることもあるし、こちらが教えてもらうこともあります。そうしたときに、ふと思うのが、様々な経験を積むことも大切ですが、その経験を通じて何を学んだのかの方がより重要だということです。すごい経験をした、で終わらせるのではなく、そこから何を習得したかを考えることで視座が高くなり、客観性という広い視点も獲得できると思うのです。そのように、経験を自分自身へフィードバックすることができれば、今後の自分の成長に繋がるはずです。

これからの時代に必要とされるのは、自律と能動性です。JTは、ジョブローテーションで多様な職種を経験してもらうようにしていますが、これからは会社が異動を決めるのではなく、自分でキャリアプランをつくるようなトライアルも始めています。公募などを通じて、自ら行きたい部署や参加したいプロジェクトに手を挙げてもらう。自分のキャリアについて能動的に考え、行動してもらう仕組みづくりです。グローバルに活躍できるフィールド、自分のやりたいことにチャレンジできる環境。なりたい自分になれる道が、JTにはたくさんあります。

JT Recruit