2020/10/14

INTERVIEW

「2020-21 V.LEAGUE」開幕直前!
小幡真子主将インタビュー

「2020-21 V.LEAGUE」開幕直前! 小幡真子主将のインタビューをお届けします。

まず、昨シーズンの話からですが、優勝という最高の結果を残すことができました。その要因は何でしょうか?

昨シーズンは、コート内外にかかわらず、選手同士のコミュニケーションをとても大事にしていました。顔をあわせて意見を出すだけでなく、コート外でも、LINEを使って意見交換をするなど、コミュニケーション強化が大きかったと思います。
顔を合わせないことで普段とは違った視点の意見が出たり、動画を共有しながら反省ができたりしましたね(笑)。

特に印象に残っているのは、ある選手から送られてきた「得点後に大喜びしている籾井(あき)選手の動画」についてのやり取りです。その動画に対して、「この喜び方すごく良いと思います」という発言があり、他の選手たちからも「確かにコート内の雰囲気がとても良くなるし、見ている方にも選手たちの嬉しさが伝わるね」というとてもポジティブなやり取りがあったんです。
そのやり取りで私自身、すごく心が温かくなりました。
これがきっかけとなって、他の選手からも意見が活発に出るようになりました。

リーグ序盤は途中出場が多かったですが

誰がコートに入っても良い「全員バレー」の形はできていたので、私がコートにいるかどうかは特に関係なかったと思います。
JTマーヴェラスは誰が出場しても見劣りしないチームですので、私は試合に出場していないときはサブから声を出し続けることを意識していました。

それと、相手チームの監督やベンチでの選手の動き、お客さんの表情をコート外から冷静に見られたのは私自身にとってプラスになったと思います。

セット間で選手同士が話し合うシーンが多く見られましたが

選手たちは年齢に関係なく意見を言い合うことで、自身で考えてプレーすることを常に意識しています。
セット間ではまず選手同士が話し合い、解決できない場合やどうしても冷静に判断できない場合に監督やコーチにアドバイスを求めるようにしています。
昨シーズンはそれがうまく機能したのも大きかったと思います。

3シーズン目の主将を迎えるにあたっての心境の変化は?

「2019-20 V.LEAGUE」を優勝したことによって、”連覇しなければいけない”という変なプレッシャーを主将として背負ってしまいそうになりました。
しかし、現役時代に連覇を経験されている吉原(知子)監督から「自分の中で勝手にプレッシャーを感じて、潰れていくチームは多い。頂点にいるからこそ、チャレンジ精神を常に持って相手に立ち向かっていくことが重要だよ」と教えていただきました。

そこからはチャンピオンだからと変にプレッシャーを感じるのではなく「チャンピオンで居続けるためには、自分たちがどれだけ相手にチャレンジし続けられるか」を考えています。

昨シーズンの結果を踏まえ、重点的に取り込んできたことは?

昨シーズンはすべての試合で完勝したわけではなく、大敗した試合もあって、波が激しく粗削りな部分がありました。今シーズンは戦術や技術的な部分を大きく変えるということではなく、精度を上げていことで常に良いプレーができるように意識して練習に取り組んできました。

新型コロナウイルスの影響でチームや個人的に変わったところはありますか?

お客さんが入った状態での試合がほとんどできず、緊張感を体感できていないことはマイナスだと思います。一方で予測できないことが多い中、柔軟性や対応力は身についたと思います。

練習では少人数に分かれて取り組んだり、監督・コーチもアドバイスをする際には、ソーシャルディスタンスを意識して、マイクを使ったりしています。
また、バレーボールは試合中にハイタッチなどでコミュニケーションを取るスポーツですが、極力接触を避けるために別の方法を考えたりしています。そういう面でも新しいことを考えるようになりました。

他にもプライベートで新たなことにチャレンジしている選手が多くなったという印象があります。その点はプラスかなとも思いますね。
私はアニー(アンドレア・ドルーズ選手)とこれまで以上にコミュニケーションが取れるように英語の勉強を始めました。

今シーズンの意気込みをお願いします

頂点に立ったからこそ、今シーズンからは、「JTマーヴェラスを何としてでも倒したい」という強い思いを持ったチームと戦うことになります。ただ、そうした状況でも自分たちのプレーの精度が高ければ負けることはないと思っています。

連覇に向かって“チャレンジ”する、どんな相手にも向かっていく“チャレンジャー”という想い、勝ち続けるチームの姿を今シーズンのJTマーヴェラスが体現していければと思います。

それでは、ファンの皆さんへメッセージをお願いします

「2020-21 V.LEAGUE」は観客数の制限もありますが、皆さんにはテレビやウェブサイトの配信を通じて、心が熱くなる試合をお届けします。コロナ禍であっても、JTマーヴェラスができることをしっかりと伝えていきたいと思います。

そして、今まで必死でバレーボールに取り組んできたにも関わらず、コロナ禍の影響で満足に練習ができない状態の人が多くいらっしゃると思います。自分自身に置き換えたら言葉も出ないぐらいつらいです。

そんなつらい状況でも皆さんにはバレーボールを嫌いになってほしくないと強く思います。トップチームとしてJTマーヴェラスがプレー・言動・行動を通して、皆さんに「バレーボールをやっていて良かった」と思えるような瞬間をお伝えしていけたらと思います。