大人たばこ養成講座

初級編 その069 マンガ喫茶のお作法。

  • 「今回のひとこと」「いま現実のほうが、マンガだね。」
  • 受付をすませたら、音を立てずに席につくこと。図書館のようにそっと行動すること。
  • 本を取りに行く際、貴重品を必ず持ち歩くこと。万全の警備体制を自ら敷くこと。
  • このマンガ読んだ読んだ、と背表紙を見て、昔の自分を思い出すこと。
  • 読みたい作品の第一巻がなくっても、一巻の終わりーみたいな顔をしないこと。
  • ドリンクと灰皿とマンガを、いっぺんに運ぶ、という危険は極力犯さないこと。
  • 靴を脱ぎ、リラックスすること。その足をだらしなく机の上にのせないこと。
  • 本は破いたりしないこと。また、まん中をぐいぐい広げてクセをつけないこと。
  • 本に熱中して、たばこの灰をズボンに落とさないこと。パパッと払ってごまかさないこと。
  • こういう時こそ、長篇ものを読破すること。でも欲張って全巻一人占めしないこと。
  • たばこの火をつけたまま席を立たぬこと。灰皿から転げ落ちることもあるので注意すること。
  • この場所は食べものが主役じゃないので、うまいまずいをことさら言いたてないこと。
  • チャットなどキーボードを操作する場合、いちいちエンターキーをバチンッと強打しないこと。
  • 個室でなければ、アダルト閲覧の際、背後の気配に鋭敏になること。
  • 燃えつきるまでマンガを堪能したら、全身の力を抜いて一服すること。
  • 若きサラリーマンは、終電を逃した時など、マンガ喫茶を終着駅とすること。