テーブルマーク
こども大会 OB紹介

2026/07/03 公開

第8回 近藤誠也さん2006年度東京大会高学年部門準優勝

念願の「JTプロ公式戦」初出場を果たした近藤誠也さんは、2006年度に「将棋日本シリーズこども大会」東京大会(当時)に出場し、高学年の部で準優勝を果たしています。

今回のインタビューでは、将棋を始めたきっかけから、「将棋日本シリーズ こども大会」の思い出、プロを目指したきっかけなどを語っていただきました。

こども大会への参加を考えている皆さんへのメッセージもいただきました。最後までぜひお読みください!

  • 本記事は2026年4月時点のインタビューに基づいたものです。
  • 大会名は2012年より「将棋日本シリーズ テーブルマークこども大会」に改称。

インタビュー 近藤誠也さんと『将棋日本シリーズ』

電車が好きだった近藤少年。祖父に教えてもらい、自然と熱中するようになりました。“とにかく将棋が好き”という純粋な気持ちが、棋士の道へと続きました。

“縁”を感じる将棋との出会い

将棋を覚えたのは5歳の頃でした。祖父はアマチュア初段前後の棋力で、はさみ将棋で遊んでもらったのが、将棋を始めるきっかけになりました。それからは、自然と将棋にのめり込んでいったような気がします。

たまたま近所に将棋教室があり、そこに通うようになりました。家の近くなので通いやすく、振り返ってみると将棋との“縁”があったと感じます。そこで勉強することでどんどん棋力が上がり、教室の先生が後に私の師匠になる、所司和晴八段の教室を勧めてくださいました。

こどもの頃はやはり、実戦が好きでしたね。あとは将棋の本や雑誌をよく読んでいました。母に聞いたところによると、食事中でも片手に将棋の本を持って読んでいたそうです。将棋以外ですと、電車が好きな少年でした。電車が走っているのをよく見に行きましたし、実際に乗るのも好きでした。あとは書道教室に何年か通っていました。棋士になり、揮毫(きごう)することが多くなってきたので、1年ほど前からもう一度勉強してみようと思い、また書道教室に通うようになりました。

大規模な大会に驚き
高学年の部で準優勝

はっきりとは覚えていないのですが、「将棋日本シリーズ こども大会」には、低学年の部にも1度出ています。おそらく、将棋教室で大会のチラシをもらったのがきっかけだったのかなと。私が参加したのは東京大会ということもあり、会場がとても広く、とにかく人が多かったことが印象に残っています。

小学4年生の時に高学年の部に出て、決勝戦まで勝ち進むことができました。相手は小学6年生で、後に棋士となる長谷部浩平六段でした。ちょうどその時足を痛めていたのですが、袴姿での対局ということで、痛めた足が隠れたので助かったなと思ったことは覚えています(笑)。決勝戦までどれくらい勝ったか、舞台上での対局でどれほど緊張したかなどはあまり覚えていないのですが、普段と違う環境だなと思ったことは確かです。

“将棋が好き”で奨励会に
刺激を受けた同世代の存在

低学年の時の授業参観で「将棋のプロ棋士になりたい」と、将来の夢を発表したことを、なんとなく覚えています。とにかく将棋が好きだったんですね。棋士になりたいと思ったのは自然な流れだったのかもしれません。小学4年生で奨励会を受験したのですが、その時は落ちてしまい、諦めずに小学5年生の時に再受験をして合格することができました。

奨励会には入ったものの、その時はまだ小学生で将棋が好きだという気持ちが第一だったので、まだ「棋士を目指す」ことへの意識の変化はなかったように思います。三段リーグでは1期目が終わった時は「いつかは昇段できるだろう」とマイペースに思っていましたが、2期目に増田康宏八段が「ポンっ」と四段に昇段、3期目には2人の同世代が四段になり、悔しさを感じました。もうこれ以上遅れを取れないという思いから火がつき、同世代からの刺激を受けたことで、以降は「絶対プロになる」と強い気持ちで四段への昇段を目指しました。

両親は将棋が全く指せませんが、いろいろな将棋大会に連れて行ってくれたりと、いつも温かく見守り、応援してくれていました。将棋以外のことをやるように言われたこともありませんでしたし、私のやりたいことをやらせてくれる環境を作ってくれたおかげで、今の自分があると感謝しています。

ヒストリー 近藤さんの今日までのあゆみ

生まれてから今日までの近藤さんの輝かしい軌跡を年表にまとめました。

  • 19967月、千葉県八千代市で誕生
  • 20015歳の頃に将棋を始める
  • 2006「将棋日本シリーズ こども大会 東京大会」
    高学年部門で準優勝
  • 2007奨励会入会
  • 2015四段に昇段、プロ入り
  • 2017五段に昇段
  • 2019六段に昇段
  • 2020七段に昇段
  • 2025八段(順位戦A級昇級)に昇段、
    「朝日杯将棋オープン戦」優勝

キャラクター 近藤さんのパーソナルデータ

近藤誠也さん
1996725日生まれ
A
千葉県八千代市出身
父、母、弟、妹の5人家族

気になるところをタップしてね

身長
178cm
利き手
右利き
好きな
食べもの
ラーメン
対局時の
服装のこだわり
ゆったり着られる服
脚のしびれ対策
しびれることはあまりない

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近藤さんから
参加者へメッセージ

「将棋日本シリーズ こども大会」の魅力は、経験できる人はかなり限られてしまうのですが、決勝戦まで勝ち進むとプロと同じ舞台に上がり、袴姿で対局できることでしょうね。とても大きな大会で、参加人数がすごく多く、決勝までは大変な道のりです。それでも、皆さんにはそこを目標に頑張ってもらいたいなと思っています。

「JTプロ公式戦」出場棋士インタビュー

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