"水いらず"のマウスウォッシュタブレット「Chupica」、客室乗務員ならびにビジネスパーソン合計1500人に向けた実証実験を実施
2025/11/17

コーポレートR&D組織であるD-LABが参画する「THINK SPACE LIFE」で開発した「mouthpace(マウスペース)」を一般向けに改良した「Chupica(チュピカ)」について、場所や時間に制約を受けながら働く「空の上で活躍するJAL客室乗務員」及び「都内オフィスで働くビジネスパーソン」を対象に、フィールド調査を実施しました。
現代の働く環境では、時間や場所の制約により、思うように身だしなみやリフレッシュの時間を取れない人が増えています。特に、歯磨きをはじめとする口腔ケアは外出先やタイミングによって思うようにケアできないこともあります。清潔感や気分の切り替えに直結するにもかかわらず、勤務中にいつでも手軽に実践するのは容易ではありません。今回の実証実験により、宇宙環境においても“水を使わずに”口腔ケアできる商品として誕生し「Chupicaは、地上においても一定の需要性があることがわかりました。
■ JAL客室乗務員から高評価。フライト乗務中のオーラルケアに最適との声多数
2025年4月、JALに勤務する20〜30代の客室乗務員109名を対象に、フライト乗務中にChupicaをご使用いただき、ご意見・ご感想を伺いました。
客室乗務員の方は、フライト乗務中に身だしなみを整えたり、ちょっとしたリフレッシュをしたりする時間や場所が限られる、という共通した悩みを抱えているとのこと。今回、手軽にオーラルケアが実践できるChupicaを実際にご利用いただきその使用感や利便性について評価をいただきました。
使用後に実施した調査では、「爽快感」「口臭ケア」「すっきり」「汚れを落とす」といった効果実感に対して非常に良好な評価が得られ、70%以上が「今後も利用したい」という結果となりました。
表1 使用後の効果実感(CA向け調査)

また、アンケート調査後に行った対面インタビューでも
「お客様に話しかける前にサッと使えるのがいいですね」
「着色が気になる飲み物の後にとてもいいです」
「ポケットや小さい鞄に入る大きさで持ち運びしやすいのがうれしいです」
といった、乗務中の具体的なシチュエーションを踏まえたChupicaの魅力を語る声が多数寄せられました。
表2 今後の使用意向(CA向け調査)

■ 多忙なビジネスパーソンにも好評!商談や接客時など対面前のオーラルケアに一役
2025年8月18日から29日までの約2週間、東京都内の大型オフィスタワーラウンジにChupica体験コーナーを設置し、同ビルで働くオフィスワーカー向けにサンプリングを実施しました。延べ1400名の方にChupicaを体験いただくことができました。
就業時間中は、接客や商談前などオーラルケアが求められるタイミングが多岐にわたりますが、そのような環境下でも手軽に使える「Chupica」は、利用者満足度70%という良好な評価を得ました。
表3 使用後の満足(オフィスワーカー向け調査)

具体的な使用シーンとしては、「すぐに歯磨きできない状況」や「オフィスでのランチ後」といった一般的なシーンに加え、ビジネス特有の「営業訪問前」や「飲み会前」などにも使えるという声が寄せられました。
■ 新しいオーラルケア習慣の選択肢として、さらなる改良を目指して
今回の2つのフィールド調査――JAL客室乗務員および都内オフィスワーカーを対象とした体験――を通じて、Chupicaが空の上から毎日の職場まで幅広いシーンにフィットするオーラルケアアイテムであることが明らかとなりました。また、利用者からは「個々の生活スタイルや使用場面に合わせた改良」への期待も多く寄せられており、今後は、こうした多様な声を丁寧に取り入れながら、従来の歯磨きだけではない“新しいオーラルケア習慣”の選択肢の1つとしてChupicaをさらに磨き上げ、より多くの人々の暮らしに寄り添う心の豊かさを届けていくことを目指していきます。
■ Chupica(口腔ケアタブレット)
Chupicaはタブレット型歯磨き粉を展開するTSUYOMI(株)が開発したタブレット型ハミガキ&マウスウォッシュです。Chupicaは口に含んで噛むことで発泡し、水が貴重な宇宙環境でも手軽に口内をリフレッシュすることができないかという想いから開発しました。
■ D-LABとは
2020年に組織化されたJTのコーポレートR&D組織。「D-LAB=Delightful Moment - Laboratory」の意。JTG Purpose「心の豊かさを、もっと。」の具現化に向け、 長期視点で、JTグループのまだ見ぬ「心の豊かさ」を研究・探索・創造する。活動は「心の豊かさ」を提供価値の起点としており、トライアル・アンド・エラーを繰り返しながら常に約100件以上のプロジェクトを進めています。