「JTE-051」の間質性膀胱炎・膀胱痛症候群患者対象の
国内第Ⅱ相臨床試験の速報結果について
2025/06/13
日本たばこ産業株式会社(以下、JT)は、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の治療薬として「JTE-051」の開発を進めています。この度、日本国内で実施した第Ⅱ相臨床試験の速報結果を得ましたのでお知らせいたします。
本試験は間質性膀胱炎・膀胱痛症候群患者を対象に、JTE-051を12週間投与した際の有効性及び安全性について、プラセボを対照とした二重盲検、無作為化、並行群間比較法により検討した試験です。
今回得られた速報結果では、有効性の主要評価項目である投与終了時のNumerical Rating Scale (NRS)平均膀胱痛スコア※1のベースラインからの変化量において、プラセボ投与群に対してJTE-051投与群で統計学的に有意な改善が確認されました。加えて、副次評価項目についても、O’Leary & Santによる症状スコア(ICSI)の減少、1回排尿量の増加、排尿回数の減少等の良好な結果が得られました。また、概して本試験における安全性及び忍容性に問題のないことが確認されました。
本試験は間質性膀胱炎・膀胱痛症候群患者を対象に、JTE-051を12週間投与した際の有効性及び安全性について、プラセボを対照とした二重盲検、無作為化、並行群間比較法により検討した試験です。
今回得られた速報結果では、有効性の主要評価項目である投与終了時のNumerical Rating Scale (NRS)平均膀胱痛スコア※1のベースラインからの変化量において、プラセボ投与群に対してJTE-051投与群で統計学的に有意な改善が確認されました。加えて、副次評価項目についても、O’Leary & Santによる症状スコア(ICSI)の減少、1回排尿量の増加、排尿回数の減少等の良好な結果が得られました。また、概して本試験における安全性及び忍容性に問題のないことが確認されました。
<JTE-051について>
JTE-051は、感覚神経の過敏性亢進に関与する神経成長因子(NGF)-トロポミオシン受容体キナーゼA(TrkA)経路及び免疫性炎症に関与するインターロイキン2誘導型T細胞キナーゼ (ITK)が調節するT細胞受容体(TCR)経路を阻害し、鎮痛作用及び抗炎症作用を発揮することが期待される低分子化合物です。経口剤であるJTE-051は、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の治療に新たな選択肢を提供できるものと期待しています。
JTE-051は、感覚神経の過敏性亢進に関与する神経成長因子(NGF)-トロポミオシン受容体キナーゼA(TrkA)経路及び免疫性炎症に関与するインターロイキン2誘導型T細胞キナーゼ (ITK)が調節するT細胞受容体(TCR)経路を阻害し、鎮痛作用及び抗炎症作用を発揮することが期待される低分子化合物です。経口剤であるJTE-051は、間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の治療に新たな選択肢を提供できるものと期待しています。
<間質性膀胱炎・膀胱痛症候群について>
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群とは「膀胱に関連する慢性の骨盤部の疼痛、圧迫感または不快感があり、尿意亢進や頻尿などの下部尿路症状を伴い、混同し得る疾患がない状態」の総称です※2。本邦では間質性膀胱炎・膀胱痛症候群を適応として承認された経口治療薬はないことから、利便性が高い新規経口治療薬が求められています。
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群とは「膀胱に関連する慢性の骨盤部の疼痛、圧迫感または不快感があり、尿意亢進や頻尿などの下部尿路症状を伴い、混同し得る疾患がない状態」の総称です※2。本邦では間質性膀胱炎・膀胱痛症候群を適応として承認された経口治療薬はないことから、利便性が高い新規経口治療薬が求められています。
以上
お問い合わせ先
JT IR広報部
TEL:03-6636-2025
e-mail:jt-koho@jt.com
- ※1
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:膀胱の痛みの程度を指し示す数値評価スケール
- ※2
-
:日本間質性膀胱炎研究会/日本泌尿器科学会編集.間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン.2019.