葉巻(シガー)

概要

たばこの葉をたばこの葉で巻いたものです。さまざまな形状・長さ・太さのものがあります。

発祥

葉巻はもっとも歴史が古いたばこのひとつです。メキシコを中心とするメソアメリカ文明で古代から親しまれていました。19世紀初頭まではスペインの一部地域のみで普及していましたが、ナポレオン軍のスペイン侵攻をきっかけにヨーロッパ全体に広まりました。

構造

代表的な葉巻の構造

「フィラー」と呼ばれる中心葉を、「バインダー」、さらに「ラッパー」と呼ばれる葉でくるむ三層構造が基本です。高級なものは一本ずつ手巻きで作られています。

リトルシガーの構造

紙巻たばこに似た形態で、巻紙にシートたばこが使用されています。

葉巻の種類

葉巻は使用される原材料や製造方法などにより、大きくプレミアムシガーとドライシガーの2種類に分けられ、ドライシガーの中でも、紙巻たばこと似た形態の葉巻はリトルシガーと呼ばれています。

プレミアムシガー プレミアムシガーはラッパー、バインダー、フィラーのすべてに100%たばこ葉を使用したハンドメイドの高級品で、たばこ葉そのものが持つ香味に発酵・熟成を加え、各国の産葉をブレンドするとともに出荷前製品をも熟成させることにより、独特の味・香りやまろやかさを作り出しています。
プレミアムシガーの保管には、ヒュミドールなどの保湿容器が必要です。
ドライシガー 主に機械巻で常温保管が可能な葉巻はドライシガーと呼ばれています。ドライシガーのラッパー(上巻葉)は一枚葉が多いですが、バインダー(中巻葉)はシートたばこ、フィラーは細かく刻まれたたばこ葉の使用が一般的です。ドライシガーはプレミアムシガーに比べると管理も容易です。
リトルシガー ドライシガーの中でも、紙巻たばこに似た形態の葉巻はリトルシガーと呼ばれています。リトルシガーは巻紙にシートたばこが使用されているため、たばこ税法上、葉巻たばこに分類されます。豊かで香り高いことが特徴でありながら、紙巻たばこの手軽さを兼ね備えています。

愉しみ方

豊かな香りをゆったりと愉しむ

煙をふかし、香りを愉しむのが一般的な葉巻の吸い方です。紙巻たばこと比べると喫煙時間が長いので、ゆったりとリラックスして豊かな香りを愉しむことができます。

葉巻ならではの所作を愉しむ

先端をカットし、火をつけ、ゆっくりとくゆらす。そのような葉巻独特の所作も葉巻の愉しみのひとつです。洗練された所作を追求してみてください。

道具へのこだわりを愉しむ

道具にこだわるのも葉巻の愉しみのひとつです。先端部分を切り取るシガーカッターや、葉巻を乾燥から守って保存するシガーボックス、持ち運びに便利なシガーケース、シガー専用灰皿など豊富な関連アイテムがあります。

その他、ドライシガーの場合は湿度管理の必要が無く、また、リトルシガーの場合は紙巻たばこに近い感覚で愉しめるなど、より手軽に葉巻を愉しめるものもあります。

葉巻(シガー)の歴史・エピソード

葉巻(シガー)に関する歴史・エピソードを紹介します。

What's Cigar?

「シガー」を映画や写真で目にしたことがあっても、実際には見たことがない人が多いのではないでしょうか。それにちょっと敷居が高そうで、近寄りがたい存在になってはいませんか。今回は意外と知られていないシガーのあれこれを紹介していきます。

シガーとともに歩む島国・キューバ

シガーの名産地と知られる、カリブ海に浮かぶ美しい島キューバ。2016年の3月には、オバマ大統領が、現職のアメリカ大統領としては88年ぶりに訪問を果たし、話題となりました。今回はそんなキューバにおける、シガーの誕生から最高級の賞賛を得るまでの、歴史や文化について紹介します。

カルメンが巻いたシガー

皆さんは、「カルメン」をご存知ですか? オペラ(=歌劇)の中で、一番ポピュラーな楽曲といっても過言ではないでしょう。「カルメン」のストーリーを知らなくても、劇中で使われる曲の数々は、CMや映画、また最近ではアイススケートの伴奏曲としても使われているので、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は、この「カルメン」は、たばこと深いかかわりがあるのです…。

日本の葉巻

紙巻たばこがたばこの代名詞となっている現在の日本では、特殊なイメージが強い葉巻。しかしながら、日本における葉巻の伝来は、キセルでの喫煙が普及した江戸時代よりも以前であり、明治時代には、国産の葉巻の製造までが行われていました。ここでは、日本における葉巻の歴史の一端をご紹介しましょう。

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