パイプ

概要

粗く刻んだたばこ葉をパイプのボウル(火皿)に詰め、吸い口から喫煙します。喫煙具としてのパイプにはさまざまな種類があり、現在でも多くの愛好者がいます。

発祥

パイプが使用され始めた正確な年代は不明ですが、メキシコや北米の先住民の遺跡から土製パイプが出土しており、古くからパイプ喫煙が行われていたことが判明しています。16世紀後半にはイギリスでクレーパイプ、18 世紀にはドイツを中心に木製・陶磁器製のパイプが広まっていきました。現在のパイプの主流であるブライアーパイプは19世紀に誕生しました。

構造

パイプはたばこの葉を詰める「ボウル」、煙の通り道となる「ステム」、吸い口の「マウスピース」の3つから構成されます。

愉しみ方

深い味と香りをゆったりと愉しむ

パイプ喫煙は、慣れれば数十分もの喫煙が可能です。自然な呼吸を繰り返すようにして、深い味わいと香りをゆったりと愉しむことができます。またパイプ自体を使い込んでいくことも愉しみのひとつです。

パイプの種類

パイプの種類や用いられる素材はさまざまです。主流のブライヤーパイプは、ツツジ科の木の根部分を素材に用いており、軽くて丈夫で耐火性に優れています。また海泡石を素材にしたメシャムパイプ、トウモロコシの芯を使ったコーンパイプ、粘土を素材にしたクレーパイプ、ひょうたんが素材のキャラバッシュパイプなど、さまざまな素材のパイプがあります。

パイプの歴史・エピソード

パイプに関する歴史・エピソードを紹介します。