HAND MADE PIPES

パイプってどんなもの?
たばこは世界の共通語
パイプの基礎知識
 アメリカの先住民がたばこを吸うために使っていたパイプは、大航海時代に海を渡り、素材や形を変えながら徐々に世界各国へ広まりました。現在でも多くの素材や形があり、スモーカーを魅了しています。
 パイプの各部位の名称は左記のとおり。ボウルにたばこを入れ、リップをくわえてゆったりとふかします。


詳しくは「パイプ・ユーザーへの道」参照
パイプの代名詞ブライヤー・パイプ
 「パイプ」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、きっと、ブライヤー・パイプと呼ばれるタイプでしょう。これは地中海沿岸に自生するツツジ科の木の根コブを削り出して作られたものです。熱に強く軽いことから、19世紀に登場するや否や、瞬く間に人々の間に広まりました。現在では初心者にもヘビーユーザーにも人気の、パイプの代名詞ともいうべき存在となっています。加えて、木の根コブという天然の素材を用いるため、同じ柄(=木目。通称グレイン)のものが2つと存在しないのも特徴の1つです。
右がブライヤーの原木。この根コブの部分をカッティングし、削ることで木目の美しいブライヤー・パイプができあがります。
種類は大きく2つ
 ブライヤー・パイプは、「ファクトリー・パイプ」と「ハンドメイド・パイプ」の2つに大きく分けられます。
ファクトリー・パイプ
*工場で均一に作られ、形と寸法が一定の
 水準に保たれる
上はマシンメイドの典型であるストレート(=ビリヤード)型のもの。シンプルながらもバランスの取れたフォルムです。
ハンドメイド・パイプ
*作家(=職人)の手で1つ1つ作られる
*素材(=木の根コブ。通称ブライヤー)を最大限に生かす
*木目の出し方や、形が独創的
*美術工芸品として評価できるものもある
小ぶりなものから大ぶりなものまで多種多様な形をしたハンドメイド・パイプ。
大胆なデザインのものも多く見られます。
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