全国に広がる「JTの森」JTの森 三好(徳島県)

JTの森 三好(徳島県)

未来へ森を持続させる森林サイクルを紡ぐ

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徳島県三好市は、剣山山系を源とする祖谷川の源流から、四国三郎・吉野川の中上流域までの徳島県の西端に位置し、古くから四国中央地域の交通の要衝でした。
また、四国の中央部に位置し、大歩危・小歩危渓谷、祖谷のかずら橋、剣山など風光明媚な地域であります。

三好市は、市面積の約90%、県内の森林面積の約21%を占めている、森林面積約64,600haを有しており、その大半が、50~60年の収穫期となった森林となっています。

「JTの森三好~未来へ森を持続させる森林サイクルを紡ぐ~」は11番目のJTの森として、2022年4月にスタートしました。
活動の対象は、馬路、平野、東祖谷西山の3エリアに分かれています。
植栽やシカ等の食害防護等の活動を実施し、未来へ森を持続させるための森林サイクルを紡いでいきたいと考えています。

活動の概要

場所 徳島県三好市馬路、平野、東祖谷西山など 3エリア
面積 FABエリア面積 約758ha
活動期間 2022年4月~2027年3月(5年間)
整備目的 皆伐された林地に植林を支援し、持続可能な森林資源を育てる
主な整備 皆伐地の経済林(スギ)の植栽及びシカ食害防護

とくしま協働の森づくり事業への参画

徳島県が推進する「とくしま協働の森づくり事業」では、平成30年度に、概ね100ha以上の大規模でまとまった森林に活動拠点「FABとくしま」(Forest Activity Base)を設け、集中的に森づくりに取り組む活動を県内4か所から始めています。県内で5か所目となる三好市の拠点(JTの森 三好)においても、大規模な森林フィールドを活動エリアとして「持続可能な森林管理」を実践していきます。
今回、「とくしま協働の森づくり事業」に参画する形で、「JTの森 三好」としての活動に取り組んでいくこととなりました。

葉たばこの一大産地だった三好市

徳島県では、キセルによる喫煙が主流だった400年前の江戸時代から日本固有の葉たばこ種である在来種、阿波葉が栽培されていました。
その中でも三好市はかつて大きな葉たばこ産地であり、昭和40年代後半(1960年代中盤)には1,000人以上の葉たばこ耕作者が200ha以上の耕作面積を有する大産地となっていました。
現在では名物祖谷そばの原料となるそばの栽培をはじめ、三好市の特産品となっているゼンマイやお茶が栽培されており、かつてのたばこ産地の伝統は、地域を代表する他の作物に引き継がれています。

葉たばこの一大産地だった三好市