将棋を始めたばかりでも楽しめる。
「指す」と「観る」がつながる将棋日本シリーズの一日

将棋を始めたばかりの子どもにとって、「大会に参加する」と聞くと、少し難しく感じられるかもしれません。ルールは覚えたけれど、まだ対局には自信がない。経験のある子どもたちと一緒に指せるだろうか。そんな心配を持つ保護者もいるでしょう。

では、将棋を覚えたばかりでも、大会を楽しむことはできるのでしょうか。JTグループが支援する「将棋日本シリーズ」には、初心者も参加できる「テーブルマークこども大会」があります。さらに、同じ日、同じ会場では、トップ棋士が公開対局を行う「JTプロ公式戦」も開催されます。

子どもが大会に参加して指し、その後は家族とトップ棋士の対局を観る。将棋日本シリーズは、子どもとその家族が「指す」と「観る」の両方から将棋に親しめるイベントです。

本記事では、こども大会の2つのコースや会場での過ごし方、JTプロ公式戦の観戦方法を通じて、将棋を始めたばかりの子どもやその家族はもちろん、幅広い来場者が将棋日本シリーズの一日を楽しむためのポイントを紹介します。

  • こども大会は2001年に創設。JTグループのテーブルマークの協賛は2012年から

将棋大会は、初心者にはハードルが高い? 経験に合わせて楽しめるこども大会

「将棋大会」と聞くと、経験を積んだ子どもたちが腕を競う場をイメージするかもしれません。しかし、「こども大会」は、将棋を始めたばかりの子どもから実力を試したい子どもまで、それぞれの目的に応じて参加できる大会です。

大会には、初心者でも楽しみながら対局できるコースと、優勝を目指して本気の対局ができるコースが設けられています。さらに、会場には対局以外のコンテンツもあり、参加者は棋力や経験にかかわらず、自分に合った形で将棋に触れることができます。

また、同じ日、同じ会場では、トップ棋士が公開対局を行う「JTプロ公式戦」も開催されます。「こども大会」と「JTプロ公式戦」は、日本将棋連盟と各地区新聞社の主催のもとで開催され(関東大会・大阪大会は日本将棋連盟の単独主催)、JTグループが支援しています。

覚えたてでも、本気の対局でも。選べる2つのコース

JTグループのテーブルマークが協賛する「テーブルマークこども大会」には、将棋の経験や参加する目的に応じて選べる2つのコースがあります。

「エンジョイコース」は、将棋を始めたばかりの子どもや、自分のペースで対局を楽しみたい子どもが気軽に参加できるコースです。低学年・高学年といった部門の区別はなく、対局時間にも特段の制限はありません。会場スタッフが対局相手を探してくれ、対局数に応じて将棋駒型消しゴムが貰えます。さまざまな相手と盤を挟み、対局そのものを楽しめる仕組みとなっています。

一方の「うでだめしコース」は、これまで身につけてきた棋力を試したい子どもに向けたコースです。低学年部門と高学年部門に分かれて対局し、3勝するとトーナメント戦に進みます。トーナメント戦の低学年部門と高学年部門の各部門で勝ち進んだ子どもは、和装に着替えてJTプロ公式戦と同じステージで決勝対局を行います。低学年部門は未就学児を含む小学3年生以下、高学年部門は小学4年生から6年生までが対象です。

将棋を始めたばかりなら、気軽に対局を楽しめる「エンジョイコース」。実力を試してみたいなら「うでだめしコース」。2つのコースがあることで、子どもは「上手になってから大会へ行く」のではなく、今の自分に合った形で大会に参加できます。

対局だけではない。
会場に広がる将棋の体験

対局を終えたあとも、会場での楽しみは続きます。こども大会には、女流棋士や奨励会員から将棋を教えてもらえる指導対局や参加者に郵送される応募用紙で行う「おたのしみ抽選会」、30秒間に駒をいくつ並べられるかに挑戦する「駒ならべ30秒チャレンジ」や、大会に協賛するJTグループのテーブルマークによるブース、さらには大会オリジナルグッズ販売コーナーなど、対局とは異なる形で将棋や駒に触れられるコンテンツがあります。将棋がまだ十分に指せなくても、将棋に関するゲームやクイズ、棋士との交流など、対局以外の方法で会場を楽しめます。

また、大会に興味を持っても、「駒の動かし方がわからない」「対局の前にルールを復習しておきたい」ということがあるかもしれません。そんなときは、将棋日本シリーズ公式ウェブサイトの「早わかり将棋入門」ページで将棋の基本を確認できます。サイト内では、駒の動かし方や基本ルール、戦法と囲い、将棋の用語などを紹介しています。また、始めたばかりの子ども向けの「かんたん!将棋にゅうもん」ページでは、小学校低学年でも理解しやすい言葉で説明が書かれているので、こども大会への参加前に、ルールや遊び方を身につけるのに最適です。

大会当日からではなく、参加を考え始めたときから将棋に触れられる。将棋日本シリーズ公式ウェブサイトで基本を学び、会場では自分に合ったコースで対局し、さらに対局以外のコーナーも楽しめる。将棋を始めたばかりの子どもにも、ルールを学ぶ、対局する、会場のコンテンツを楽しむという複数の選択肢があります。

  • 大会の実施内容は2026年現在の情報です

将棋は「指す」だけではない。トップ棋士の対局を「観る」楽しみ

将棋に親しむ方法は、自分で駒を動かすことだけではありません。トップ棋士が局面をどのように読み、どの一手を選ぶのかを観ることでも楽しむことができます。

こども大会と同日、同会場で開催されるJTプロ公式戦では、棋士が盤に向かう姿や、一手が指されるまでの緊張感を間近で感じることができます。こども大会に参加した子どもが、将棋を指したその日に、トップ棋士の対局を観られるのです。

また、会場に足を運ぶこと以外にも観戦方法はあります。JTプロ公式戦は、対局当日にABEMAで無料生中継され、日本将棋連盟のウェブサイトやアプリでは棋譜中継も実施されています。会場観戦、ABEMA生中継、棋譜中継、観る場所やスタイルに応じて、トップ棋士の対局に触れることができます。

まずは対局を観て、お気に入りの棋士や気になる一手を見つける。そこから自分でも駒を動かしてみる。あるいは、自分で指したあとにトップ棋士の対局を観て、同じ駒から生まれる多彩な展開に触れる。将棋には、「指す」ことからでも「観る」ことからでも入れる間口の広さがあります。

子どもが指し、家族で観る。
世代を超えて将棋に親しむ一日

この「指す」と「観る」のつながりは、子どもだけで完結するものではありません。こども大会では、一回の申し込みにつき参加する子どもを2名まで登録できます。同伴者は申し込み時の情報入力が不要で、人数に上限はありません。そのため、きょうだいや友達、保護者など、一緒にイベントを楽しみたい人と来場できます。参加には事前の申し込みが必要ですが、参加費は無料です(受付時間や実施されるコンテンツなどの詳細は大会によって異なるため、参加前にテーブルマークこども大会公式ウェブサイトなどをご確認ください)。

一緒に来場する人の将棋経験が異なっていても、それぞれに合った楽しみ方があります。対局する、応援する、棋士の一手を予想する、オンラインで観戦するなど、自分に合った形で同じ盤上の出来事を共有できます。

覚えたてでも参加できること。自分で指さなくても観て楽しめること。そして、子どもから大人まで、それぞれの距離から同じ将棋に触れられること。こうした間口の広さも、JTグループが支援する将棋日本シリーズの特徴です。子どもから大人まで、それぞれに合った形で将棋に親しむことができます。

初めての一局も、観る楽しみも。将棋に親しむ入口は一つではない

将棋を始めたばかりでも参加できる「エンジョイコース」と、実力を試せる「うでだめしコース」。対局以外にも楽しめる会場のコンテンツ。そして、同じ日に同じ会場で開催されるJTプロ公式戦。将棋日本シリーズには、棋力や経験にかかわらず、それぞれの方法で将棋に親しめる入口があります。

子どもが自分の手で一局を指し、家族とともにトップ棋士の対局を観る。あるいは、まずはオンラインでプロの対局を観て、将棋に興味を持つ。将棋は、覚えたてでも、観るだけでも楽しむことができ、子どもから大人までそれぞれの関わり方で親しめる遊びです。

こうした「指す」と「観る」の場を持つ将棋日本シリーズを、JTグループは1980年の開始以来、長年にわたって支援してきました。将棋を愛する人はもちろん、将棋を指すことや観ることを楽しむ人、これから将棋に親しむ人まで。「好きとともに。」という想いのもと、一人ひとりの「好き」を応援しています。

よくある質問

Q. 将棋を始めたばかりでも、テーブルマークこども大会に参加できますか?
はい。テーブルマークこども大会には、将棋を始めたばかりの子どもが気軽に参加できる「エンジョイコース」があります。エンジョイ対局では学年による部門の区別がなく、対局時間にも特段の制限はありません。
Q. エンジョイコースとうでだめしコースの違いは何ですか?
エンジョイコースは、将棋を始めたばかりの子どもや、自分のペースで対局を楽しみたい子ども向けのコースです。うでだめしコースは、将棋を指すことができ、自分の実力を試したい小学生以下を対象としています。
Q. 対局をしなくても会場を楽しめますか?
はい。会場には、駒を使ったゲームやおみくじ、クイズコーナー、女流棋士や奨励会員に将棋を教えてもらえるブースなど、対局以外のコンテンツも用意されています。実施内容は大会によって異なる場合があるため、テーブルマークこども大会公式ウェブサイトなどをご確認ください。
Q. 家族も一緒に来場できますか?
はい。同伴者の人数に上限はありません。きょうだいや友達、保護者、祖父母など、一緒にイベントを楽しみたい人と来場できます。
Q. JTプロ公式戦はオンラインでも観られますか?
JTプロ公式戦は、対局当日にABEMAで生中継され、日本将棋連盟ウェブサイトやアプリで棋譜中継も実施されています。