ORIGINALITY

独自性

得意分野への集中と最先端の創薬基盤技術により
オリジナル新薬の創出を目指す

創薬の研究開発に携わる従業員数だけを⾒ると決して⼤規模な組織ではありませんが、
その分、リソースを集中・有効活⽤することで、最⼤の成果創出を⽬指しています。

リソースの集中

01「First in class」オリジナル新薬創出への集中

私たちが⽬指すのは、既存薬や他社開発品との⽐較において、新薬に求められる優位点 / 差別化点が明確な「First in class」です。患者様の⽬線で真のアンメットメディカルニーズを探り、TPP(Target Product Profile=⽬的とする製品のプロファイル)を満たす可能性のある創薬標的を設定、その標的に作⽤する新薬候補化合物を⾃社で創製しています。

「First in class」オリジナル新薬創出への集中

02創薬モダリティーを低分⼦化合物に集中

創薬モダリティーの中でも、低分⼦化合物の創薬に集中しています。低分⼦化合物は細胞内や中枢神経系にある創薬標的を対象とすることが可能で、製造コストも⽐較的安価であるなど、多くの利点を有しています。また複数の蛋⽩質を標的にするなど、低分⼦化合物におけるアプローチ機会を拡⼤する取り組みも進めています。

創薬モダリティーを低分⼦化合物に集中

03研究開発主導型ビジネスモデルへの集中

新薬候補化合物を⾃社で創製し、前臨床研究と初期臨床試験については、原則、⾃社で実施します。その後、各化合物の開発戦略に従って、海外での後期臨床試験〜販売は導出先パートナー会社が、国内での後期臨床試験〜販売は⾃社グループで⾏うことを原則とするビジネスモデルをとっています。

JTは研究開発に集中しています 研究開発主導型ビジネスモデルへの集中

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04主な研究開発領域への集中

社内で蓄積した知見を有効活用できる研究開発領域かつアンメットメディカルニーズの高い疾患領域に注力しています。
自社開発品については、早期上市を目指して他社との連携も視野に入れながら、臨床試験を着実に進展させています。
直近の臨床開発品目につきましては、こちらをご覧ください。

免疫・炎症領域

自己免疫、自己炎症、アレルギー疾患

既に⾃社創製品も上市しており、かつ⿃居薬品での販売も拡⼤しています。引き続きアンメットメディカルニーズに基づいてターゲット疾患を選定していきます。

臨床開発品⽬

  • JTE-052(delgocitinib):JAK阻害
    自社品/国内Phase1
  • JTE-051:ITK阻害
    自社品/国内Phase2、海外Phase2
  • JTE-061(tapinarof):AhRモジュレーター
    導入品/国内Phase3、国内Phase2
  • JTE-162:NLRP3阻害
    自社品/海外Phase1

中枢領域

神経変性疾患、精神疾患

新たに取り組んでいる領域ですが、神経変性疾患、精神疾患ともに中枢神経系における免疫異常や代謝異常の関与が指摘されていることから、免疫領域や代謝領域での経験値も活かしつつ、研究パイプラインを拡充させています。

臨床開発品⽬

  • JTC-064:PDHK阻害
    自社品/海外Phase1

循環器・腎臓・代謝領域

⽣活習慣病、循環器疾患、腎疾患

⾼齢化や⽣活習慣の悪化に伴い増加を続ける⼼・⾎管・腎をターゲット疾患とし、代謝領域での経験値を活かしつつ取り組んでいます。

臨床開発品⽬

  • JTT-662:SGLT1阻害
    自社品/海外Phase1
  • JTT-861:PDHK阻害
    自社品/海外Phase1
  • JTV-161:Pim-1阻害
    自社品/海外Phase1

導出品

国内外導出先で開発中

導出品⽬

  • 抗ICOS抗体
  • trametinib
  • enarodustat
  • delgocitinib

リソースの有効活⽤

05最先端の創薬基盤技術による創薬研究プロセスの効率化

創薬プロセスの効率化による研究開発期間の短縮、創薬確度の向上を⽬指し、最先端の創薬基盤技術および独⾃の創薬基盤技術を拡⼤・利活⽤しています。
2023年4月に、「革新的創薬技術の実装による次世代創薬の実現」に向けて、新たな研究所「i2i-Labo(innovation to implementation laboratories)」を設立しました。 創薬とAIの双⽅が解る研究者の育成に注力しており、既に多くの研究者がそれぞれの分野・研究所でAIを使えるようになってきています。

最先端の創薬基盤技術による創薬研究プロセスの効率化

06総⼒戦で創薬に取り組む

私たちの目指す創薬は、トップダウン型ではなく全員が考え⾏動する総⼒戦です。各研究所・部⾨においては、役割毎にグループが設定されており、グループ横断的な創薬基盤技術拡⼤等の取り組みも⾏われています。テーマプロジェクトは部⾨横断的なチームにより推進・運営され、創薬基盤技術の拡⼤に取り組むワーキンググループも部⾨横断的に設定されています。その中で、個々の研究員が経験値に関わらず、⽇々の研究活動において常に⾃分のベストプラクティスを実現することが求められています。

総⼒戦で創薬に取り組む